→続き/os ページ5
驚いて瞬きをする。一瞬視界が真っ黒になりまたオスマンの姿を映し出した時にはその八重歯は口元に隠れていた。
きっと質問が質問だったから気のせいだ、と勝手に自分の中で結論付ける。
「…オスマンはオスマンでしょ？
別に吸血鬼って言われたって私を殺す訳じゃないんだからいいじゃないの。
とりあえず！冗談はよしてここから出してくれん？」
それに、今答えた通りオスマンなのには変わりないんだから。
自分の声が聞こえなくなり、時計の音だけがやけに耳に響いた。
「…なら良かったわ。」
少しの間を空けて声を出したオスマン。それと同時に安心した表情を見せた。
やっとJKらしさが戻ってきたな、とか思いつつ逃げようと上半身を起こしたが倒された。
「ま、まだ何かあるの…？」
「やから、美味しそうな人がおるって言うたやん。」
にやりと笑った時見えた八重歯は鋭く尖っていて。まさか、ね。
「…いやいやいや、」
私は嘘だと思い込むようにブンブンと首を振る。ありえない。
オスマンはそれを見て面白そうに私を抱きしめた。
「…!?」
驚いて動いたがビクともしない。いや、色んな意味で私が死んでしまう。
彼はそんな私を見て辞めるどころか更にぎゅっと抱きしめる。
く、くるしい…。
「冗談、って思っとるんやろ。
なら、ホンマかウソか、試してみたらええんちゃうん？」
そう言って私の首元に顔を近付けるオスマンの目はまるで血の様に赤く光っていた。
ブラウニーは甘かった/ni→←Lie? Really?/os
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Yuki.aruru(プロフ) - 国民さん» 思った。尚,とっくにハロウィンは過ぎている模様 (2018年12月28日 15時) (
レス) id: 6057cb562d (このIDを非表示/違反報告)
国民 - え？アレスさんの作品神すぎん？ (2018年12月7日 0時) (レス) id: a87cc0cd9f (このIDを非表示/違反報告)
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