→続き/ni ページ20
貴方side
町に入ると、沢山の可愛いお化けたちが俺を見つけて駆け寄ってきた
「あ！！天使様だー！！！
「仮装しないのー？？
「おばけ！おばけ！！
「ねぇねぇ、わたしかわいい？
貴:みんな可愛いぞ。
囲まれて困っていたら、兄さんが後ろでくすくす笑っている声を聞いた
見てないで助けてろ、と言おうとしたら、突然子供達に言われた
「「「「トリックオアトリート！！」」」」
なんだったか、そうだ、これを言われたらお菓子をあげないといけなかった筈だ
兄さんが持っていたカゴからお菓子を取ってあげれば、全員嬉しそうに散っていった
兄:A、さっきのはな、お菓子をくれなきゃイタズラするぞ、って意味やねん。
貴:そうなのか。
兄:そう。せやからイタズラされたくなかったらお菓子あげたほうがええで。
貴:なるほど。
はい、とカゴを渡されたので、広場にいた子供達の元へ向かう
とりっくおあとりーと、と言われたらお菓子をあげる、を繰り返していたら
何人かが、お返しだとお菓子を返してくれた
兄さんの元へ戻ると、兄さんは武器屋の亭主と話し込んでいた
貴:兄さん。
兄:お帰り、どうやった？
貴:全部あげてきた。喜んでいたぞ。
兄:ええやん。なら帰ろか。
兄さんに手招きをされたので、となりに並んで歩き始めた瞬間
路地裏からなぜかグルッペンが出てきた
貴、兄:グルッペン？！
グ:兄さんとAか！トリックオアトリート！！
貴:通り魔か？たく、ほらさっきなんか多目にもらったチョコをやる。
兄:俺なんも持ってないんやけど。
兄さんがえぇ、といった様子で返せばグルッペンは「ならイタズラするゾ！！」と言って
兄さんのストールを取って逃げた
なんだあのおじさん速い
兄さんが「は！？」と驚いている間にも、グルッペンはもうかなり遠くまで逃げていた
兄:グルッペンっ！！！
貴:あー、、、いやなイタズラだな。
兄:止めてや！！
貴:いや、、、一応契約者だからなぁ。
兄:甘甘がここで祟ってこんでええって！取り敢えず捕まえくれへん？
兄さんが怒っているのが感覚的にわかるので、仕方なくグルッペンを探すことに
貴:どうやって探す？
兄:なんでもええよ、どうせ断罪されんのはグルッペンやから。
貴:あ、あぁ、、、そうだな。
珍しく結構怒っているようだ
あのストールはそれだけ大事なものらしい
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Yuki.aruru(プロフ) - 国民さん» 思った。尚,とっくにハロウィンは過ぎている模様 (2018年12月28日 15時) (
レス) id: 6057cb562d (このIDを非表示/違反報告)
国民 - え？アレスさんの作品神すぎん？ (2018年12月7日 0時) (レス) id: a87cc0cd9f (このIDを非表示/違反報告)
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