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9Love ページ9

黒「俺は大丈夫だ。少し切れただけだし、問題ない」

研「……ッ……」

ホッとした


自分の怪我よりバレー馬鹿の心配


この子がなにをしたというのか


全員が心傷んだ


夕方になりまた来ると先生は報告しに学校に帰っていった


夜「……3人とも……少し……外で待っててくれ。……Aと話したい」


黒「……分かった」

研磨と海も頷き病室を出ていき

静まり返った病室で


あんなに話したかった夜久さんと2人になった


だが



もう声は出ない



あー


久しぶりの夜久さんからAと呼んでもらえた


嬉しいのにあまり顔が見えない


涙でぼやけた


夜「……A……本当にごめんな、、今まで無視して……お前が下敷きになった時……人生で1番後悔した。人生で1番苦しかった……本当にッ……ごめんッ……生きてて良かったッ怖かったッ……本当にごめんッ……」

泣きながら叫ぶような謝罪


夜久さんは何も悪くない


泣かせてしまった


自分を背負子んでしまった夜久さんに


どうしようもなく、謝りたかった


声が出なくて悔しかった


けど夜久さんは続けて話した


夜「……本当にごめんな……俺なんか良いとこない。
なのに告白してくれたからすげー嬉しいのに……
どうしたらいいか分からなくなってた。
まだ有効なら……こんな俺でもいいなら……
大切にする……付き合ってください」


そういい見つめてくる夜久さんははにかんでいた


涙が溢れそうになりながら


痛くてもギュッと手を掴み頷いたら



優しいキスを落とされた

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作者名:椎名りら | 作成日時:2018年3月13日 4時

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