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28Love ページ28

目が覚めたら暗闇にベッドサイドの電気が付いていた

オレンジの光に照らされた金の髪の毛
瞼が腫れ
涙の跡が残っていた


泣かせてしまった


髪をサラサラ撫でると

ゆっくりこちらを見る研磨


刹那……


……



研「……A……だいすきだよ」


「っ、!?」


ビックリして目を開けば

研磨の顔が近づいてきて

ちゅっ

と静かな部屋に響いたリップ音


顔に血がのぼるのが分かる


真っ赤な顔だろう


けど嫌じゃなかった





嫌じゃなかったのだ






もっとしたい


もっとして


そんな風に思う私は最低だ


けど


甘い口付けに


脳まで痺れるような感覚


ドキ ドキとしながら


研磨から目が離せなかった



気づけばギューっと研磨の服を掴んでいた



ただのキスだ



なのに私はどうしたのだろうか



研磨に見つめられるだけでドキ ドキしていた



はやく


もっと


もっと


もっと深く


愛して欲しい


寂しかった体が熱さでどうにかなりそうな程


研磨のキスは気持ちよかった

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作者名:椎名りら | 作成日時:2018年3月13日 4時

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