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23Love ページ23
夜久side
最近……不安で押しつぶされそうになる
自分は何のためにいるのか
研磨や黒 尾と付き合ったほうが幸せなんじゃないか
支えるのはいつもあの2人で
俺は何も出来ない
好きと言われたい
声を聞きたい
大切にしたい
色んな欲がでる
けどたまに目を覚ましているAに会えるのは
日によっては2時間程度
その間皆が集まる
俺はなんて不甲斐ないのだろう
そんなふうに最近は思う
そんな時
そんなふうに思ってしまった罰だろう
女｢夜久さん話あります……好きです！あの……付き合っていただけませんか？｣
2年の名前は知らないが
可愛いと噂されてる女子から告白された
髪はふんわりショートボブ
目はクリクリ
小さい可愛い女の子
タイプで言えばドンピシャ
けど俺の頭にAが過ぎり断った
その日の帰りからその女の子が
猛アタックかのように毎日、毎時間会いに来た
休み時間度に来るその子と
たわいのない話を沢山した
話せば楽しい
次の日の3回目の休み時間には
その子が来てくれるのが秘かに楽しみになっていた
だから知らなかった
Aが告白を見てしまっていたこと
苦しそうに毎時間眺めていた事
目を覚ませば慌てて会いに来たけど
そこにはその子と楽しそうに話す俺がいて
眺めるしか出来なかったこと
俺は
俺がまた
Aを傷つけていたのを
知らなかった
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作者名：椎名りら | 作成日時：2018年3月13日 4時
