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14Love ページ14
本当は
夜久さんは
同情したのかな
と思ったりもした
責任感じてる
そんな気がした
だから声出しを1人で夜いつもしていた
けど全然でなくて
嫌になった
夜久さんのバレーでかっこいい姿をみたとき
声を出せたら
夜久さんを見掛けたとき
声が出せたら
夜久さんと会話する度
話せたら
声が出ないって
こんなに切ないのかと思い知った
目を覚ますと外が明るくなってきていた
結局朝まで寝てしまったらしい
横にはクロと研磨が居た
きっと傍にずっと居てくれたんだね
ありがとう
研磨の髪を撫でれば
うっすら目を開けた
研「……A……おいで」
ぎゅっと抱き締められた
きっと研磨もクロも沢山傷ついていた
優しいから
兄弟のように育ったからわかる
沢山心配かけ、傷つけた
また涙が溢れた
クロも目が覚めたのか
髪を撫でながら泣いていた
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作者名：椎名りら | 作成日時：2018年3月13日 4時
