【HQ】15歳、ママになる【及川徹】完

hello baby 6 ページ6

『……旦那は居ないです。』

黒「……亡くなったとか？」

研「クロ……ズカズカ聞きすぎ。」

赤「そうですよ。」

『いいょ、そろそろ赤 葦くんにも話しておかないとだしね。』

黒「えっ！赤 葦が父ちゃん！？」

『違いますよ(笑)
長くなりますが…聴いてくれますか？
それと皆さんバレー部なら知っているかな。
今から話す事を絶対に何があっても
漏らさないでくださいね。
じゃなきゃ、話せません。
私にはこの子を守る義務があります。』

私の声色に皆の顔つきが変わった

全「「分かった。約束する。」」

それから、ぽつり…ぽつり…と話し出した


『…私の生まれは宮城です。』

全「「ｯ!……宮城なら……」」

『宮城県のバレー４強はご存知ですか？』

黒「確か白鳥沢に…」

兎「伊達工！鉄壁！」

研「…上善寺とか…今年は烏野もわからない。。」

赤「……白鳥沢に続く……青葉城西……」

『そうです…その中の青葉城西に
私は入学しました。中学は北川第一。
そこの生徒の半数以上が青葉城西に行きます…』

全「「青葉城西……」」

黒「及川 徹が有名だよな……」

『……彼は東京でも有名なんですね//』

全「「ぇ、てことは……」」

『はい…徹が高2、私が中学3年から付き合ってました。クリスマス…受験前でしたが幸せでした……その後青葉城西にも無事受かりました。けど…3月……入学直前に母を亡くしました。』

全「「……」」

『うちは私が産まれる前に父が他界していて
母子家庭でした。
母を亡くし凄くショックでした。。
それから…体調がおかしくて、
最初は母を亡くしたショックからだとも
思いました。なるべく健康に気をつけるようにして、早く寝たりもしました。
だけど吐き気が治まらず悪化したんです。。
入学して２週間…不安で
病院に行けば赤ちゃんがいました。
３ヶ月半でした。

どうやって話そうかずっと悩みました。
けれど考えられなくなる程、
悪阻(ﾂﾜﾘ)が酷くて
ある日の２時限目…保健室に行きました。
カーテンが１つ閉まっていて
先生は居ませんでした。構わず
隣のベッドに寝転び寝ようとしたら……
徹の声がしました。
そっと覗けばそこには徹が居て…違う人…
３年の人とキスしてました。
その後…Hもしてました。
そっと保健室を出て荷物を持ち、
転出届をもらい2度と学校には
顔だしませんでした。』

全「「ｯ……」」

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