hello baby 7 ページ5
あれから
学校を自主退学した。
行ったのはあの倒れた日一日
勉強を出来る内にしたいと思っていたが
自宅でする事にして
出産に向けてだけを考えるようになった
季節は熱い暑い8月に移り変わっていた
唯一……赤 葦くんと友達になれた
東京では初めての友達だった
けれど彼はまだ知らない
私が何故学校を辞めたのかも
お腹に赤ちゃんが居ることも
―――――――――
―――――――
そんなある日今日は検診日だった
産婦人科からの帰り道
暑い陽射しの中携帯が鳴った
【着信:赤 葦くん】
あれからやり取りはしているが
会ったのはまだお腹が目立たない
5月の終わりだった。
今の私は立派なお腹になりはじめていた
ピッ――――
赤《もしもし、A?今大丈夫?》
《ひさしぶりだね、どうしたの?》
赤《今Aんちの近くなんだ、逢える?》
《…ぅん……今外出先でもうすぐ着くから待ってて》
それだけ言い、切った
しばらく歩きいつもの住宅街が見えた
その先に……赤 葦くんと何人かが居た
赤 葦くんは此方に気づいて走り寄ってきたが
近づくに連れて目を見開いた
赤「ッ!?ぇ、A……?」
『ん?ひさしぶりだね//アハハ(笑)びっくりしてるね(笑)とりあえず家あがって?//』
赤「ごめんね、一人でくる筈が……木 兎さんだけでなく音 駒のバレー部の人も来ちゃって…大丈夫?…荷物持つよ。」
『ん、大丈夫//ありがとう//』
黒「……赤 葦の彼女??美人……////」
研「……妊 婦さん?」
兎「ヘイヘーイ!A久しぶりだなッ!」
「皆さんいらっしゃい//時雨Aです。どうぞ、暑いしお茶飲んでいってください//」
皆を家に招き入れお茶を用意していれば
大の男達が縮こまっていた(笑)
コトッ…――
『どうぞ//』
ケーキと紅茶を出せば
木 兎さんだけがっついていた(笑)
黒「黒 尾 鉄 朗です。音駒3年、バレー部主将。」
弧「……弧 爪 研 磨……2年バレー部。。」
『時雨A15歳です。……赤 葦くんも含め……気になってるみたいだね?//』
そう言いながらお腹をさすった
赤「だから……学校辞めたんだ?体調大丈夫?」
兎「Aは赤ちゃん産まれるのか?Aならいい母ちゃんになるなッ!///」
『ッ!……ありがとうございます///』
黒「……旦那は?」
黒 尾さんの一言は皆が聞けずにいた事だった
42人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
京研らヴ - スッゴく良い作品でした。久々に楽しく読ませて頂きました。とても面白かったです!是非このお話の続きが読みたいと思いました!番外編でも良いので作って下さるととても嬉しいです。 (2018年4月14日 2時) (レス) id: 96662b0631 (このIDを非表示/違反報告)
椎名りら(プロフ) - いずもさん» コメント、応援ありがとうございますッ(*´ω`*)!そう言って頂いき感激です( ;∀;)読んで頂き本当にありがとうございました☆// (2018年2月25日 1時) (レス) id: 9b71f175e9 (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - 初めましてーー!!なんか泣きそうになりました!及川さんがめっちゃかっこよく見えました……☆これからも頑張ってください! (2018年2月25日 0時) (レス) id: e6422e1b57 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:椎名りら | 作成日時:2018年2月16日 20時