17小節目 本編裏話その4 ページ18
皆様、覚えていらっしゃるでしょうか。私が風邪をひいたときに志麻さんとセンラさんに看病してもらったことを。
今日は志麻さんが風邪をひいているので、その恩返しとして私が看病しています。
「ほんま、ありがとなぁ…」
弱った志麻さんは、いつもとは違った雰囲気でそこはかとなく色っぽい。
そんなことを考えていると、唐突にセンラさんが私の髪を弄びだす。
指で弄っていた髪を少量掬い、口付けた時、志麻さんがセンラさんの手をパシっと叩いた。
「…センラ君？病人放っといて何しとんの？」
「ん？病人はおとなしく寝てた方がええんとちゃいます？」
…なんだか険悪な雰囲気だ。
それもそのはず。今日は元々センラさんと出かける予定だったのだが、志麻さんが風邪をひき、うらたさんと坂田さんは仕事があるため誰も看病する人がいなくなってしまい、出かける予定をキャンセルしたのだ。
唐突に志麻さんが身体を起こし、私の首に腕を回し私を引き寄せる。
「A…今日くらい、甘えさせてや？」
「おおっと志麻君！？無理しちゃあかんでちゃんと寝とき？」
センラさんが無理矢理志麻さんを寝かそうと肩を押す。ぽすん、と志麻さんがベッドに背を付けたのを確認し、センラさんはこちらを見やった。
「今日一日この子は俺のやねん。
なぁ、Aちゃん？」
「…まぁ」
「何言うてんのや、こいつは俺の嫁なんやから、年中俺のもんに決まっとるやろ」
センラさんが私の腰を抱き寄せた。
彼の同意を求める問いに、ドタキャンしてしまった罪悪感から否定できずにいると、志麻さんが少し乱暴に私の頭を掻き抱き、顔を志麻さんの方へ向けた。
「嫁？そんなん志麻君が勝手言うとるだけとちゃいます？」
「ほーう？そんなに聞きたいか俺とAのいちゃいちゃを。あん時のAは凄かったなぁ」
「絶対に俺といちゃいちゃする方がええ顔してはりますわ」
「…えーと」
生憎、私はどちらのものでもない上に顔とか無意識である。と、呆けている私を二人は逃さない。
センラさんは腰を擽るように触り、志麻さんは私の頬をするりと撫でる。
「何なら、今から見せたろうか？こいつが俺にどんな顔するか」
「いや、俺が見したりますよ。とろっとろになったAちゃんを」
「「なぁ、A。/ねぇ、Aちゃん。
どっちが欲しい？」」
志麻さんとセンラさんで取り合い〜独占欲〜 翠さんからのリクエストでした！ありがとうございました！
18小節目 本編裏話その4.5→←16小節目 *本編裏話その3
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ｳｵｵｵｵｵｵｵｲｱｳｵｵｵｵｵｵｵ!!!!! - すごく面白かったです！リクエスト部屋作って欲しぃ… (2020年4月12日 17時) (
レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)
柚丸@粟田口(プロフ) - お気に入り登録1000人目いただきました！本篇から応援してて、ずっとにやけてました((( (2019年8月27日 22時) (レス) id: 5f90eb09a7 (このIDを非表示/違反報告)
羽飛(プロフ) - 関西風しらすぅ@坂田家さん» やばいですよねあれは！！最初聞いた時にバタバタして悶ましたwまさに粉塵爆発！(違う) (2019年5月5日 15時) (レス) id: 188fe56108 (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - いやさかたんの言わせんな恥ずかしいに心臓破裂すんのめちゃ分かる。ワイ心臓粉末になりかけたもん。 (2019年5月5日 13時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
羽飛(プロフ) - めい*crew*さん» ここまでご拝読いただきありがとうございました！毎日の日課にしていただいていたなんて、とても幸せです。これからも素敵な作品と言っていただけるような文を書けるように頑張ります！ (2019年1月29日 13時) (レス) id: 56a129691b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽飛 | 作成日時：2018年12月11日 20時
