11小節目 if＿魔法 ページ11
パラレルワールド
魔法が当たり前の世界且つファンタジーだったら
「…今や、うらたさん！」
時の魔法を持つ志麻さんが時をターゲットの時を止め、私達はそちらに近付く。
「ああ。これが俺の最大奥義、インフィニティインパクト！！」
雷の魔法を持つうらたさんが、志麻さんがターゲットの時を進めた瞬間に麻痺の効果を付与する雷を落とす。
「ぷっ、まだうらさんその名前使っとるん？
恥ずかしいなぁもう！」
炎の魔法を持つ坂田さんがターゲットの周りを炎で囲い、逃げ道を無くす。
「…もう、大掛かりな魔法でセンラ集中しとるんやから、毎度毎度変な茶番はやめてください」
氷の魔法を持つセンラさんが一瞬でターゲットを凍り付かせ、氷の美しい花を一輪咲かせる。
「センラさんが集中しているのはその花を作る作業ですよね…一応相手はSランクなんですから、あまり油断しないでください。」
最後に、転移の魔法を持つ私が冷凍されたターゲットを依頼主の元へ飛ばす。
これにて任務完了。
生きたままのモンスターを研究者なり何なりの依頼主の元へ送ること。
これが、私達の仕事である。
モンスター討伐はどの団体でもできるが、生きたまま安全に届けることは私達を含め極一部、しかもここまでほぼ無傷に完遂させるのは私達くらいであろう。
私達は相性がとても良く、連携がしっかりしているのだ。
大金を手に私達は我が家へ帰る。
防音設備バッチリの我が家へ。
「ああ、サックスが私を呼んでいる…」
「ちょお待てや。
今日は俺らの相手する約束やったろ。
なんなら約束した時まで時間戻したろか？」
サックスを吹こうと自室へ向かう途中、志麻さんに手首を掴まれ阻止される。
そこへ他3人も駆け寄って来た。
「約束は守らないとなぁ、A？」
うらたさんが私の手に触れ、私に微量の電流を流す。その刺激のせいで、私は立っていられなくなり、その場に座り込む。
「んー？どした？
…そんな蕩けた顔して」
坂田さんが私の頬に手を添えると、私の身体が急に火照り始め、少しの衝撃が快感に感じる身体になってしまう。
「お仕置き…ですねぇ？」
センラさんが私の顎を氷のように冷たい手で持ち上げる。その冷たさすら気持ち良い。
…こういうことにおいても相性が良く、連携がしっかりしているのだ。
ふぅ、と一息ついて、今日も昨日と変わらぬ安堵の笑みを浮かべる。
戦って、のんびり甘く過ごす。
これはそんな日常。
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ｳｵｵｵｵｵｵｵｲｱｳｵｵｵｵｵｵｵ!!!!! - すごく面白かったです！リクエスト部屋作って欲しぃ… (2020年4月12日 17時) (
レス) id: 9e28ad89d2 (このIDを非表示/違反報告)
柚丸@粟田口(プロフ) - お気に入り登録1000人目いただきました！本篇から応援してて、ずっとにやけてました((( (2019年8月27日 22時) (レス) id: 5f90eb09a7 (このIDを非表示/違反報告)
羽飛(プロフ) - 関西風しらすぅ@坂田家さん» やばいですよねあれは！！最初聞いた時にバタバタして悶ましたwまさに粉塵爆発！(違う) (2019年5月5日 15時) (レス) id: 188fe56108 (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - いやさかたんの言わせんな恥ずかしいに心臓破裂すんのめちゃ分かる。ワイ心臓粉末になりかけたもん。 (2019年5月5日 13時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
羽飛(プロフ) - めい*crew*さん» ここまでご拝読いただきありがとうございました！毎日の日課にしていただいていたなんて、とても幸せです。これからも素敵な作品と言っていただけるような文を書けるように頑張ります！ (2019年1月29日 13時) (レス) id: 56a129691b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羽飛 | 作成日時：2018年12月11日 20時
