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その晩、Aさんを俺の家に泊まらせた。俺は、遂にチャンスをものにしてやったんだ。そのまま２人で劇場へ向かい、本番中も、合間も、楽屋にいる間はずっと２人で過ごした。
「２人そんなに仲良かったっけ？」
「付き合ったんで、俺ら」
「え、っえ、？」
わざと一緒に居て、距離を縮めて、向こうから聞いてくるように誘導した。
劇場の全員に、知らしめたかった
「…なあ、ヤス、ちょっといい？」
『、……なかむら』
この人をおびき寄せるために。
「ああ全然、いいっすよ」
Aさんの分かりやすく不安そうな顔が堪らなく可愛い。ああ、その全て、俺のものなんだ。改めて考えると叫んでしまいそうなほど心臓が跳ねる。大丈夫、俺が守るから。今は可愛くて仕方ないその不安な顔も、見れなくなるのは少し惜しいような気もするけど。悲しい顔なんてさせないから。
人が少ない外階段へ呼ばれた。Aさんが考え事する時のお決まりの場所。しゅんさん、知ってました？知らないでしょ？貴方のこと考えてるんだよきっと。それもしらない貴方の事をいつまでも想い続けるなんてAさんが可哀想だから、だから俺が。
「Aと付き合ったって、ほんまなん」
「はい」
「いつ？」
「昨日です」
「……、」
「え、話ってそれですか？」
俺は、しゅんさんもAさんの事が好きだって事気付いていた。だから昨日のしゅんさんに腹が立ったんだ。
Aさんが後ろを通る時、わざとAさんに聞こえるように好きな人の話をしたしゅんさんに。
そんなめんどくさくてAさんが傷付くだけの事、まじでつまんねぇよ。
「…申し訳ないですけど、早いもん勝ちなんで。」
「、せやな」
苦虫を噛み潰したような顔をするしゅんさん。ほんとこの人の表情は無数だな。余裕な俺はそんな事を考えていた。
きっと、この人にはない余裕で。
「幸せにな」
「言われなくても、当たり前っすよ」
「逆に俺のA泣かせないでくださいね」
そう言い捨てて、楽屋に戻った。
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とっとこ(プロフ) - ojojmgdtさん» リクエスト応えていただいてありがとうございます！キュンキュンでした😖💞２つも書いてもらえるなんて嬉しいです！これからも読ませていただきます〜！ (3月23日 13時) (
レス) @page26 id: 70c8b5ffad (このIDを非表示/違反報告)
りま(プロフ) - いつもキュンキュンするお話ありがとうございます😊芸人同士でやきもち妬きまくる堂前さんがみたいです。よろしくお願いします😊 (3月23日 2時) (レス) id: 05beb7e26c (このIDを非表示/違反報告)
ojojmgdt(プロフ) - とっとこさん» 更新させていただきました〜◎ シチュエーションが２つ浮かび少し悩んだので、日を改めてもう１つ更新させていただきます！リクエスト有難う御座いました〜！今後ともよろしくお願いします☺️ (3月22日 5時) (レス) id: aa958afe6a (このIDを非表示/違反報告)
りう(プロフ) - いつも楽しく拝読しています！もし可能でしたら、ハッピーエンドで見取り図リリーさんのお話お願いしたいです、、！！💭 (3月21日 11時) (レス) id: 5aae9d33a8 (このIDを非表示/違反報告)
とっとこ(プロフ) - 可能であれば、堂前さんで隠れて付き合ってる芸人カップルのお話お願いします🫣🤍いつもキュンキュンさせてもらってます！ (3月21日 4時) (レス) id: 70c8b5ffad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：acktw | 作成日時：2024年2月22日 5時
