クィディッチ01 ページ15
あのトロール事件から数日立ち、あれからハーマイオニーとセレナ、ハリーとロンはお互い謝りあい仲良くなった。
ハーマイオニーは規則を破ることに少し寛大になったし、ロンは減らず口が少し減った。ハリーもロンが悪態を吐くと多少は止めるようになったし、セレナは仲間だと認めたロンの態度に多少甘くなった。
このことについて、女って怖いなとロンがハリーに愚痴をこぼしハリーが苦笑していた。
それだけではない。ハリーとセレナにとって大事な日が刻一刻と近づいていた。
―――クィディッチ・シーズンの到来だ。
何週間もの練習が終わり、土曜日にはハリーとセレナの初試合となる。
ハリーは《極秘のシーカー》として、そしてセレナは当初のメンバー構成を変更して《極秘のチェイサー》として初参戦する予定だ。
しかし、ハリーに関しては練習姿も見られていないのにも関わらず《シーカー》だという情報が漏れていた。
そのおかげか、ハリーは周りの人に賞賛と皮肉を言われて、精神的にもやられていた。
そんな中でも宿題は今までより多くなっていたため、ハリーは勉強とクィディッチとの両立が難しくなっていた。
セレナも自分のことで手一杯なのか、たまに電池が切れたかのように動かなくなるため、ハリーはロンと共にハーマイオニーに宿題を教えてもらったりしていた。
そして遂にデビュー戦前日。
四人は休み時間に凍りつくような中庭に来ていた。
「ハーマイオニー、火を…火を頂戴。私生きていけない」
「貴女はどちらかと言うと、厚さも寒さも関係ない性質だと思っていたけど…違ったのね」
「セレナ、大丈夫？僕のマフラー使って」
ここ最近の寒さにやられたセレナは、毎日のようにハーマイオニーにジャムの空き瓶にいれた持ち運び可能な鮮やかなブルーの炎を求め、彼女に甘いハーマイオニーは悪態をつきながらも炎を彼女に渡した。
ハリーも、ハーマイオニーから借りた《クィディッチ今昔》を読むのをやめてまで、セレナに自身のマフラーを渡す始末だ。
ありかとうと言ったセレナは、傍から見ればマフラーで顔を覆われ前が見えているのかも不安になるような格好で、ロンですらも前が見えてるの？と声をかけるほどだ。
炎のビンを持つセレナを中心にかたまって話していると、セブルスがこちらの存在に気がついたのか、足を引き摺りながらも近付いてきた。
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レン(プロフ) - pecoさん» pecoさん、コメントありがとうございます！夢主ちゃんには暗躍してもらって笑この長年続く因縁に決着つけて頂きますので、これからも夢主共々この作品をよろしくお願いします (2022年11月21日 20時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
peco(プロフ) - マルフォイ可愛いくて大好きです！夢主ちゃんにはぜひスリザリンとの溝脇を埋めて欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 19時) (レス) @page40 id: 513ec929f7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - チーズバーガーをチーズぬきで！？さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新遅めですが、楽しんで頂けたらと思います！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: b7c954aa2e (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで！？ - セブルスが親だったら確かに厳しく育てられそうなイメージがあります。あっ、最近見始めました。ハリー大好きなので、ハリー落ち嬉しいです！今後の展開、ワクワクします(*^O^*) (2022年10月13日 18時) (レス) id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2022年9月4日 21時
