禁じられた森02 ページ47
「おいおい、セレナ無茶だよ」
「そうよ！そりゃあとても、嬉しいわ。でもセレナがそこまでして点を撮るなんてことしなくていいと思うの...」
先生方の答えに、セレナはほくほくとした表情で四人を連れだした。
しかし、セレナ以外の四人は困惑と心配でそれぞれ複雑な思いを抱える。
何せ教師から返ってきた答えは《レポートや試験を優にすること》《クィディッチで勝ち続けること》《授業中の質問や課題を模範解答以上のもの質のいいものにすること》
言葉にすれば簡単そうに聞こえるが、セレナは実際レポートで優寄りの良しか取ったことないし、授業中もハーマイオニーの積極性に押され手を余りあげないし、解答は補足を付け加えずワードのみ。
本人曰く『試験でしか本気が出ないタイプ』のため、正直なところそこまで期待をしてなかったのだがーーー。
「ーーでは、Msウィンクルム。変身術の危険性について答えなさい」
「はい。変身術とはこの分野に精通している者でも失敗する事があり、不適切な変身術をすると半変身となり最悪元の姿に戻れなくなることです。そのため、動物に変身するアニメーガスや、魔法薬であるポリジュース薬は高度で難関な魔法とされてます」
「良いでしょう。グリフィンドールに五点加点しましょう」
「ウィンクルム選手やりました！寮杯奪還はひょっとするかも！？シーカーとして出場し、二試合連続勝利を果たしました！」
「ーーMsウィンクルムのレポートのみ優であった。まったく嘆かわしいことだ」
セブルスからレポートの返却をされた《優》の文字に得意げな笑みを浮かべ、セレナは意気揚々と四人を連れて昼食を食べに大広間へと歩いていた。
連れられた四人も以前のように暗い表情はなく少し元気が出たのか、笑みを浮かべられるようになっている。
それもこれもこの数日、一人で二十点の加点を生み出しているため、周りの誹謗中傷の言葉がセレナへの尊敬と妬みの言葉に変わっていたからだ。
このセレナの成そうとする事に、先生方も半分面白がっているのは裏の話...。
そして試験を一週間前に控えたある日、ハリーと図書館から帰る途中、教室のどこからかメソメソとした声が聞こえてきた。
近寄ってみるとクィレルの声だ...。
けれど、そこでハリーの足がピタリと止まった。
このまま進めば、また厄介事に巻き込まれて今度は退学かもしれない...。今でもセレナに負担をかけて逆転を狙おうとしているのに...。
「ハリー？」
セレナが不思議そうに首を傾げる。
澄んだ青い瞳に映る僕の表情はどこか窮屈そうだ。
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レン(プロフ) - pecoさん» pecoさん、コメントありがとうございます！夢主ちゃんには暗躍してもらって笑この長年続く因縁に決着つけて頂きますので、これからも夢主共々この作品をよろしくお願いします (2022年11月21日 20時) (
レス) id: 38d4befbfc (このIDを非表示/違反報告)
peco(プロフ) - マルフォイ可愛いくて大好きです！夢主ちゃんにはぜひスリザリンとの溝脇を埋めて欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2022年11月21日 19時) (レス) @page40 id: 513ec929f7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - チーズバーガーをチーズぬきで！？さん» コメントありがとうございます(*^^*)更新遅めですが、楽しんで頂けたらと思います！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月13日 21時) (レス) id: b7c954aa2e (このIDを非表示/違反報告)
チーズバーガーをチーズぬきで！？ - セブルスが親だったら確かに厳しく育てられそうなイメージがあります。あっ、最近見始めました。ハリー大好きなので、ハリー落ち嬉しいです！今後の展開、ワクワクします(*^O^*) (2022年10月13日 18時) (レス) id: 658ba4281a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レン | 作成日時：2022年9月4日 21時
