第十五章 白熱と組合 ページ2
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窓から覗く澄み切った快晴の空。
淀みなく広がる青空には雲一つ無く、何処までも遠くまで広がっていた。
手元に置かれたカップから漂う紅茶の匂いが鼻腔を掠め、私は水面の揺れる紅茶をじっと見つめる。
温度差から湧き立つ湯気は妙に意識をぼんやりとさせた。
紅茶の入ったカップを手に持ち小さく啜る。僅かに温くなった味を舌に感じながら、私は手元に置かれた書類に視線を向けた。
その書類はつい最近マフィアに捕まった件の報告書である。
自分の状況を事細かに書いておいたものの、組合の事を私はよく知らない為そこは全然書けていない。
因みにマフィアに捕まっていた数日の事を一旦は風邪で寝込んでいたと誤魔化したものの、結局バレてしまった。
いや、バレるのも当たり前と云えば当たり前なのだけれど。
組合の件については此れから大分大きな問題になりそうな事は明白で、何より何故私に懸賞金を賭けられているのかを知る必要が有る事もちゃんと理解していた。
こういうのは本人が1番知るべき事なのだろう。
色々気掛かりな事が有るし、此れからそれを知っていかなくてはならない。暫くは忙しい日々が続きそうだ。
そんな事を思いながら、私はまた紅茶を啜った。
「おや、もう報告書を書いたのかい？」
書類を見つめながら物思いに耽る私に、隣から声が掛かる。
よく知っている人物からの問い掛けに、私は顔だけ隣に向けて「はい。特にそんな量も無かったので」とだけ云っておいた。
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みれい(プロフ) - とても面白いです。更新頑張って下さい＼(*⌒0⌒)♪ (10月14日 8時) (
レス) @page22 id: 39d30ebf17 (このIDを非表示/違反報告)
瑠依 - めっちゃ面白いです!!!続き待ってます!!頑張ってください!! (5月12日 23時) (レス) @page22 id: c4ce57e384 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉 - 続きが観れるの楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2020年9月23日 1時) (レス) id: 729fa1c221 (このIDを非表示/違反報告)
白火 - とても面白いです。更新頑張って下さい (2020年8月31日 17時) (レス) id: 497ce3a125 (このIDを非表示/違反報告)
一輝 - 続きを楽しみ待っています頑張って下さい (2020年6月10日 23時) (レス) id: 61bf71a8cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水瀬月鏡 | 作成日時：2020年3月13日 20時
