story17-3 ページ9
侑李side
夜明け前のまだ外が薄暗い頃。
隣のベッドから荒い息遣いが聞こえてきて目が覚めてしまった。
侑 「…涼介?どうしたの?」
涼 「な、んでも、ない……ごめ、起こしちゃったよね…」
布団をめくると額には大量の冷や汗をかいた涼介の姿が。
いつからこんな状態だったのか、もしかしたら昨日の夜から寝てないのかも……
侑 「雄也兄呼んでくるから待ってて?」
急いで宏兄と雄也兄の部屋に行くと、まだ布団の中でぐっすり寝てる宏兄。
だけど、横には布団が綺麗に畳まれた空っぽのベッドが。
侑 「宏兄?起きて!雄也兄は?」
宏 「…侑李?雄也なら当直で病院行ったけど…」
侑 「涼介が!涼介がなんか辛そうなの!」
なんでこんな時に限っていないの……
とりあえず頼りになりそうな宏兄を連れて部屋に戻ることに。
宏 「どうした?足、痛むの?」
涼 「…ぅ、ちょっと、だけだから……大丈夫…」
宏 「いつからこんな感じなの?」
涼 「……みんなが寝てから…かな、」
きっとみんな寝てるから申し訳なくて起こせなかったんだろう……
寝付けないほどの痛みなら我慢する必要ないのに、涼介はそういう性格だから…
慧 「…二人ともどうしたの?」
ちょっとドタバタしてたから、慧兄も気になったのか部屋を覗きに来た。
それに続いて、光兄、大貴兄、裕翔兄、圭人兄も続々と起きてきた。
光 「痛み止めは?昨日の晩飲まなかったの?」
裕 「そういえば、そこまで酷い痛みじゃなかったから飲まなかったんだよね…」
圭 「電話に出るか分かんないけど雄也兄に連絡してみるね。」
こうしている間にも痛みは治るわけではなく、苦痛に耐えてる涼介。
何回か電話すると雄也兄に繋がったみたいで今すぐ病院に連れてくるように言われた。
丁度櫻井先生も当直で出勤してるみたいだから診てもらえるみたい。
宏 「俺、病院まで車で連れて行くから光と慧、家のこと頼んだよ。みんなも学校遅刻しないように行くんだよ?」
そう言い残して宏兄は涼介を連れて病院へと向かって行った。
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けい(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2017年2月5日 13時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
雄々 - 雄也の体調悪いのが長期間続いき、ある日倒れて病院に運ばれる。みたいなの書いてもらえますか?更新頑張って下さい! (2017年1月21日 19時) (レス) id: 493b9919ad (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。侑李君大丈夫かな?これからどうなるか?気になります。 (2016年12月25日 10時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2016年12月18日 22時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか - 光が群発頭痛になって1ヶ月後くらいに慧と喧嘩した時に群発頭痛 の症状がでてそばにいた雄也が病院に連れて行って入院して慧が謝って光が宏太に隠していたことを怒られるというのをお願いします (2016年12月17日 22時) (レス) id: 7139aaaddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:けい。 | 作成日時:2016年6月11日 16時