story22-6 ページ44
裕翔side
顔を赤らめて苦しそうに息をする弟。
こんな小さな体で本当によく頑張ってると思う。
生まれた時はもっと小さくて、長い間保育器の中に入ってた侑李。
病気にもかかりやすくて小学校に入るまでは入院も絶えなかった。
だけど今では、同学年の子よりは少し小柄かもしれないけど、勉強では普通に学年一位取っちゃうし運動なんて誰よりもできる。
侑 「…裕翔、にぃ……？」
裕 「どうした？ずっとここにいるから。」
侑 「ん、、ありがと…」
たまに甘えてくれるところも嬉しくて、ついつい俺らも優しくしちゃう。
侑 「…涼介、大丈夫かな…？」
裕 「ん？なにが？」
侑 「んーん、なんでもないけど…なんか、頑張ってるかな、って…」
裕 「涼介、サッカーだけが取り柄だって言ってたから本気で頑張ってると思うよ。」
侑 「僕も早く、体操したいな…」
裕 「そうだね。早く治るといいね。」
その日はほとんど侑李の隣にいて、最後はお腹のあたりをトントンしてたら寝息が聞こえてきた。
それにつられて俺も侑李の布団で寝てたみたいで、気づいたら朝だった。
雄 「裕翔、朝だよ。侑李も体調どう？」
雄也兄の声で目が覚めると、昨日よりは少しだけ顔色の良さそうな侑李が目に入った。
熱を測ってみると、38.4度。
侑 「熱、下がってる…！」
まだ平熱までは程遠いけど、昨日よりはだいぶ良くなってる。
体調もちょっと良くなったみたいでリビングに行くと言い出した侑李。
光 「お！侑李、熱下がったの？」
リビングではみんなそれぞれゆっくりしてて、侑李が起きてきたことにびっくりしてる。
雄 「まだ熱はあるんだから、ソファでゆっくりしてなよ？」
ソファにちょこんと座って、光兄の作ってくれたおかゆを食べる侑李。
久しぶりにまともにご飯が食べれて満足気。
侑 「んー、ごちそうさまでした！」
大 「侑李、完食？すごいじゃん！」
しばらく何も食べてなくてお腹空いてたんだってさ。
ご飯が食べられるようになっただけでも治り具合が全然違うよね。
雄 「裕翔、一晩侑李のことありがとな。」
俺は侑李が治ってくれたらそれが一番だから。
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けい(プロフ) - リクエストありがとうございます！ (2017年2月5日 13時) (
レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
雄々 - 雄也の体調悪いのが長期間続いき、ある日倒れて病院に運ばれる。みたいなの書いてもらえますか？更新頑張って下さい！ (2017年1月21日 19時) (レス) id: 493b9919ad (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。侑李君大丈夫かな？これからどうなるか？気になります。 (2016年12月25日 10時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - リクエストありがとうございます！ (2016年12月18日 22時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか - 光が群発頭痛になって1ヶ月後くらいに慧と喧嘩した時に群発頭痛 の症状がでてそばにいた雄也が病院に連れて行って入院して慧が謝って光が宏太に隠していたことを怒られるというのをお願いします (2016年12月17日 22時) (レス) id: 7139aaaddc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：けい。 | 作成日時：2016年6月11日 16時
