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story22-4 ページ42

侑李side



なかなか熱が下がらなくて、もう今日で学校を休むのも4日目になる。

今日から涼介は部活の合宿で山梨に行くって言ってたし、本当は元気になって送り出したかったんだけどそう簡単に体は言うことを聞いてくれない…



光 「涼介、水筒持った?スパイク忘れてない?」


涼 「うん、大丈夫。侑李、少しの間だから待っててね。」


侑 「涼介も頑張ってね、絶対に、治すから…」


涼 「うん、約束ね?じゃあ、行ってきます!!」


雄 「行ってらっしゃい!頑張ってこいよ!」



そう言って元気よく家を出て行った涼介。

遠征先では高校生と一緒に練習するんだって楽しそうに話してた。

僕も来週から合宿あるし、それまでに絶対治さないと……もう休んでる暇なんてないのに…

治そうとすればするほどうまくいかなくて、こんな自分が嫌になる……


光 「侑李、ご飯食べれる?一口でいいからさ。」


雄 「食べたら薬も飲もう?」


ここ数日食欲もないし、無理して食べては薬を飲んでの繰り返し。

どうせご飯食べたって、薬飲んだって、僕の熱は下がらないんだよ……


雄 「侑李ー?どうした?」


侑 「…いらない、ご飯食べない。」


光 「食べれるだけでいいから、ね?薬飲まないと治んないよ?」


二人とも僕のために言ってくれてるってことは分かってるはずだった。

でもこの時の僕は、自分の病気が治らないことへの当てつけをしないとどうにもならなかったんだ。


いらないって言う僕の前に光兄がご飯を置こうとした。


侑 「だから…いらないってば!!」


ご飯の匂いも嗅ぎたくなくてこの場から立ち去ろうと席を立った時、光兄の手に当たってしまってご飯はそのまま床へと真っ逆さま。

やばいと思った時にはもう遅くて、リビングに嫌な音が響き渡った。



雄 「侑李。光に謝りなさい。」



本当はこんなことするつもりじゃなかった…

雄也兄を怒らせてしまい、その場の空気は最悪。

いつもならすぐにごめんなさいって言えるんだけど、僕はそのまま何も言わずに重たい体に鞭を打って二階の自分の部屋へと駆け込んだ。

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けい(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2017年2月5日 13時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
雄々 - 雄也の体調悪いのが長期間続いき、ある日倒れて病院に運ばれる。みたいなの書いてもらえますか?更新頑張って下さい! (2017年1月21日 19時) (レス) id: 493b9919ad (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。侑李君大丈夫かな?これからどうなるか?気になります。 (2016年12月25日 10時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2016年12月18日 22時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか - 光が群発頭痛になって1ヶ月後くらいに慧と喧嘩した時に群発頭痛 の症状がでてそばにいた雄也が病院に連れて行って入院して慧が謝って光が宏太に隠していたことを怒られるというのをお願いします (2016年12月17日 22時) (レス) id: 7139aaaddc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:けい。 | 作成日時:2016年6月11日 16時

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