検索窓
今日:14 hit、昨日:8 hit、合計:198,886 hit

story19-6 ページ24

宏太side



病院から家までは往復2、30分でつく。

病院で光に電話して帰ると入院セットを準備しててくれたみたいですぐに大貴のところへ戻ることができた。


雄 「ねー、大貴。点滴したら楽になるよ?針刺したらずっと寝てていいから、点滴してもらおう?」


なぜかそこには大貴に掴まれて身動きの取れない雄也が…

点滴という言葉を出した途端、強く掴んで離さなくなったんだと。

そういえば前、研修医に何回も針を刺し直されて過呼吸になりかけたんだっけ……?


宏 「大貴、点滴雄也がするならいいんでしょ?」


雄 「どういうこと?」


宏 「前に研修医の先生に何回も点滴針を刺されたことあったじゃん?もしかしたらそれがトラウマなのかも。」


そのことを雄也に話すと、伝えたい内容があってたみたいで大貴も掴んでいた手をようやく離した。

一度ナースステーションへ戻り点滴を取ってきた雄也は、


雄 「そんな事があったならもっと早く言ってくれたらよかったのに笑
いつもは看護師さんがやってくれるんだけど、この時期は点滴のことはだいたい研修医に任せるんだよね。」


宏 「じゃあ、雄也が点滴針を刺すことなんて滅多にないんだ。」


雄 「そうだね。余程忙しい時か、採血とかはするけどね。だから血管に上手く入らないかも。笑」


さらっと恐ろしいことを言いながらも大貴の腕を縛って血管を探したらすぐに針を刺した雄也。


雄 「よしっ。オッケー。どうだった?俺の点滴の腕前は。笑」


一発で入れたからあっという間のことで、大貴も全然痛みを感じなかったらしい。


雄 「だんだん眠たくなってくるからね。もし何かあったらナースコール押したら俺か他の人も来てくれるから。」


宏 「今日は初日だから俺、泊まっていくよ。雄也は家に帰りな?」


雄 「分かった、ありがと。あした朝一で顔出すから。」



そう言い残して病室を出た雄也。

病室には苦しそうな大貴の荒い息使いだけが聞こえる。

たまに止まらなくなる咳は、背中をさすることしかできない。


きっと母さんも父さんもこんな気持ちで俺らのこと見ててくれたんだろうな……

story19-7→←story19-5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (94 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
430人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 家族、嵐 , 病系
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

けい(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2017年2月5日 13時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
雄々 - 雄也の体調悪いのが長期間続いき、ある日倒れて病院に運ばれる。みたいなの書いてもらえますか?更新頑張って下さい! (2017年1月21日 19時) (レス) id: 493b9919ad (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。侑李君大丈夫かな?これからどうなるか?気になります。 (2016年12月25日 10時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2016年12月18日 22時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか - 光が群発頭痛になって1ヶ月後くらいに慧と喧嘩した時に群発頭痛 の症状がでてそばにいた雄也が病院に連れて行って入院して慧が謝って光が宏太に隠していたことを怒られるというのをお願いします (2016年12月17日 22時) (レス) id: 7139aaaddc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:けい。 | 作成日時:2016年6月11日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。