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story19-3 ページ21

光side



「…けほっ、ん゛……ケホッ、」


夜中、誰かの咳払いのようなもので目が覚めた。

きっと同じ部屋の慧か大貴だろうと思い、起き上がってみると布団の中で丸くなってるのは大貴だった。

布団の上から背中をさすることしかできないけど、しばらくすると治ってきたみたい。


大 「…ごめん、起こしちゃった、」


光 「具合悪いの?宏太呼んでこようか?」


大 「…いや、ちょっと咳が出るだけだから、もう大丈夫。」


暗くてよく分からないけど触れた感じ熱があるようには思えないし、喉が渇いたのか水を飲むと言ってリビングへと降りて行った大貴。

部屋に戻ってくるのを待ってたはずだったのに、まだ夜明け前だったのもあり気がつくと寝てしまっていた。


朝になり目が覚めると大貴の布団は空っぽ。

不思議に思ってリビングへと降りてみると、ソファの上で毛布をかぶって寝てる大貴が。


光 「大貴ー?部屋で寝なよー。風邪引くよ?」


俺はみんなのお弁当を作るために早く起きてるから部屋に戻って寝るには十分時間はある。

なかなか起きない大貴を軽く揺さぶると、布団の上からでもじんわりと伝わってくる熱。

おでこに手を当ててみると嫌な予感は的中。


光 「大貴、具合悪いでしょ。熱あるよ?」


大 「…けほ、けほっ、、、さむ、っ……」


光 「ちょっと待ってて、布団持ってくるから。」


急いで部屋から布団をとり、宏太の部屋に行くと運悪く雄也は夜勤で部屋には宏太だけ。

とりあえず宏太を叩き起こして大貴のことを任せ、朝ごはんと弁当の準備に取り掛かることに。

しばらくすると、みんなもだんだんと起きてきてリビングに入るなり驚きの声が聞こえてくる。


慧 「宏太ー、熱37.9度だったよー。雄也に連絡しとこうか?」


宏 「一応連絡は入れといたんだけど、返事がないんだよね…俺、今日午前中会議で学校行かないといけないんだ。」


慧 「休日なのに大変だね。大貴は俺、見てるから大丈夫だよ。」


宏 「何かあったらすぐ連絡してね。昼頃には帰るから。」


そう言い残して、家を出た宏太。

家族の誰かが体調崩したりすることは特別珍しいことじゃないから、今回もまたいつものように数日経ったら元どおりになってるんだろう。


そう誰もが思ってた。

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けい(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2017年2月5日 13時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
雄々 - 雄也の体調悪いのが長期間続いき、ある日倒れて病院に運ばれる。みたいなの書いてもらえますか?更新頑張って下さい! (2017年1月21日 19時) (レス) id: 493b9919ad (このIDを非表示/違反報告)
優子 - 読みました。侑李君大丈夫かな?これからどうなるか?気になります。 (2016年12月25日 10時) (レス) id: 2f2289b391 (このIDを非表示/違反報告)
けい(プロフ) - リクエストありがとうございます! (2016年12月18日 22時) (レス) id: 51d2355f65 (このIDを非表示/違反報告)
ひかひか - 光が群発頭痛になって1ヶ月後くらいに慧と喧嘩した時に群発頭痛 の症状がでてそばにいた雄也が病院に連れて行って入院して慧が謝って光が宏太に隠していたことを怒られるというのをお願いします (2016年12月17日 22時) (レス) id: 7139aaaddc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:けい。 | 作成日時:2016年6月11日 16時

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