Destiny 4

story19-2 ページ20

慧side



大貴の応援団入りから約一ヶ月、涼介全国大会も無事終わった。

結果は全国大会準優勝。
決勝当日は大雨でコンディションが良くなかったみたいだけど、それでも結構接戦で僅差で負けたらしい。

涼介は悔いが残ってるみたいだけど、準優勝ってかなり凄いよ？笑

メインは涼介の全国大会だったんだけど、それよりもやりきった感を出してる人が…


大 「おめでと！俺の応援のお陰もあるよね！？」


涼 「大貴兄の声、めちゃくちゃ響いてたよ。笑」


大 「良かったー！聞こえてたんだ！！喉潰れるくらい声出したからね。」


そのせいなのかいつもと声の調子がおかしい大貴。


光 「応援団なのに声掠れてるじゃん。笑」


侑 「大貴兄はほどほどにっていう言葉を知らないからね。」


圭 「いつも全力ってことだよね！」


大 「そう！圭人はいつも良いこと言うね！」


優しさからか本気なのかよく分からない圭人のフォロー。笑

午前中はこうやってみんなでワイワイやってたんだけど、喋りすぎたのか午後になると声の出が悪くなってきた大貴。

いつものビッグボイスでは話せないものの会話量としてはいつもと変わらない…笑


大 「丁度テレビつけたらやっててさー！俺、そういう所ほんとについてるって思わない！？ケホッ」


涼 「はいはい。もう分かったから！それ今日だけで5回は聞いたから！」


裕 「朝よりも声、酷くなってるよ？静かにしといたほうがいいんじゃない？」


そんなことを言った所で、彼にとって静かにすることなんてほぼ不可能なことはみんな知ってる。


光 「ずっと口動かしてて疲れないの？笑」


宏 「昔から、家族で誰が一番に喋り出すかゲームした時は必ず大貴が負けてたもんね。」


まあ大貴が静かだとそれはそれで心配するし、うるさいくらいがいいのかな……？

結局、大貴のおしゃべりは夜まで止まることなくその日を終えた。

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