黄色い花の理由 (ページ10)

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さっき起こった事を思い出して、後悔する。

オマケにキスマークまで付けやがったアイツ。

こんなの絶対ダメだし。

やばい、バレたら私の人生終わる。

ギリギリ、見えないかな～と鏡で確認していると、

"コンコン"

『ヒィ！！』

「先生、そんな声出してどうしたの笑笑」

『マシューくんだぁ、良かった～笑』

「毎日来るって言ったのに結局昨日は来れなかったです～(；；)」

『昨日はテレくんが来てくれたよ～!!』

「え、テレが来たの？」

『うん！歌も歌ってくれたの～超癒された！』

「僕が歌ってって言っても歌ってくれないのに～先生ズルいよ～！！」

『今度二人で頼もうね～笑』

せっかくマシューくんが来てくれて癒されたのにアイツのことばっかり考えちゃうの。←名前聞くの忘れた

「先生、元気無いの…？？」

『そんな事ないよ～…』

「僕が元気出してあげる！」

そう言うとマシューくんは私に抱きついた。

『えっ！ちょっと！何してるの！！』

すぐに私の体からマシューくんの腕を解くと逆にマシューくんがしょんぼりしてしまった。

「こうすれば癒されてくれるかな～って思って…」

『ありがとう…でもびっくりしちゃうよ…笑』

「じゃあ宣言します！今から先生に抱きつきます！」

『ちょっとー！！』

可愛らしいマシューくんだけど、意外と筋肉があって、近くで見ると男の子って感じで、少しドキドキしてしまった。

「先生、僕先生の事好きです」

全然冗談じゃなさそうに真剣な顔で言うものだから更に焦る。

「先生…？」

『ごめん、びっくりしちゃって…』

「僕、新任式の時に一目惚れしちゃった」

『そうだったの…笑ありがとね…』

「先生は僕の事、どう思う？」

そんな目で見つめられたら困っちゃうよ

なんて答えればいいの…！

『えっと…』

"ガラガラ"

誰かがドアを開ける音がした。