黄色い花の理由 (ページ18)

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ジャンハオside

バスの座席は俺が決めました。
もちろん、A先生の隣は死守しました。

『すみません、どういう訳か私がここのようで…』

「僕が決めたんですよ」

『えっ、そうだったんですか！』

「話したかったから」

耳元でそう言うと茹でタコの様に赤いA先生

「茹でタコになってます」

『私、耳弱いみたいです…』

自分で自分の弱いところ言う人居る？笑
ちょっと抜けてるとこも可愛いよ。

話したいという理由で隣にしたにも関わらず俺は寝ていたようです。

『ジャンハオ先生、あと少しで着きますよ…!!』

「うわ、俺…」

『ぐっすりでしたね笑』

やばい本性バレる『僕』を使うって決めてたのに

A先生の前では清楚で居たい

『寝言、言ってました笑』

「うわぁ…恥ずかしい」

『私の事、褒めてくれてありがとうございます笑』

「えー！僕何言ってたんですかぁ…」

やらかしましたね。

『帰ったら沢山休んでくださいね^^』

はあ、俺の彼女になれば？
ずっと俺の横で笑顔で居てくれ。