君影草 (ページ49)

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『もう、お風呂入っちゃったからすっぴんなんだよね、恥ずかしいな』

すっぴんも可愛すぎる。

「僕以外の前ではすっぴん禁止ね」

『なんでよ～笑』

夏は夜も暑いね～と手をパタパタさせる彼女。
足元に目をやるとショートパンツ。

あぁ、やられる。

『どこ行くの？』

「行きたいとこに連れて行ってあげるよ～」

『え～いいの～？コンビニでアイス買って食べたいな～』

リッキーくんはコンビニ行ったことある？って眉を下げながら言う彼女、行ったことあるよ大丈夫というと目を輝かせてじゃあ行こう！と無邪気で可愛いな。

2人きりになりたかったので、使用人には帰ってもらって、コンビニからAの家はそれほど遠くないので散歩がてら帰ろうと伝えた。

『私はこれー！チョコチップ！』

「じゃあ僕はこれ」

奢るねと伝えるとやったーって少しも申し訳無さそうな感じがないとこがまた可愛い。

お会計を済ませると
『ありがとう、次は私が奢るから！』

次があるのは嬉しいな。