俺の傍に。

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『な、なるほど、、、、』



私が返事に困った様子を見せるとすぐに


「すいません！困らせてしまって！



ただ自分の気持ちを伝えたかっただけなんです。



今日、Aさん試合見に来てくれてましたよね。


俺、、Aさんのこと見つけた時、
めっちゃびっくりして全然ストライク入んなくて
キャッチャーに怒られたんですけど笑


...めっちゃ嬉しかったです。」






そう、今日の試合うちの大学が一応決勝ということで
見に行っていた。


ほんとは、
私の仲良い友達の咲ちゃんの彼氏が出るらしく

"一緒についてきて！！"と言われ、
仕方なくってゆうニュアンスが1番適当だけど,..







今日の試合に関しては、
投げているのが森下暢仁くんという人で
同級生で、イケメンで、エースですごい人という印象しか無かった。






それが今、5時間前にユニフォームを着て
マウンドで迫力のある投球をする姿とはうって変わって

私服に着替え、
髪の毛もちょっとセットして私の前にいるこの人。



....どうしても不思議でならない。








『あ、私野球初心者だったんですけど、
やっぱ面白かったです見てて。

それに森下くんの投球も圧巻だったし、すごい良い試合を見れました。

ありがとうございます。優勝おめでとうございます』







私の言葉を聞いて、彼は




「そ、そう言って
もらえるのめちゃめちゃ嬉しいです....」




と少しだけ顔が赤くなった気がした。

多分元々肌が、白いから
赤くなったらわかり易いんだと思う。









「あ、じゃあ、
最後にLINE交換してもらっていいですか....」



すごい遠慮がちに言うこの人が
ちょっと可愛かった。

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