ただ、あなたが好きでした。

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長｢私ずーっとAちゃんのこと気になってたんだよねぇ｣

少し笑いながらねるちゃんが言う。

A｢え、全然知らなかった。｣

菅｢だろうね、C組だし。｣

え、隣の隣のクラス？なのに私のこと知ってるなんて、、

長｢かわいいなって思ってたんだよ〜｣

A｢それは、うれしいな。ねるちゃんもかわいいよ。｣

長｢ねぇゆっかー！何この子！ほんとかわいいじゃんどうしよう！！！！｣

菅｢ねるうるさいよ落ち着いてって！｣

長｢だってやっと話せたからテンション上がっちゃって！｣

2人は仲良し、なんだな...微笑ましい。
でもねるちゃんも私が茜のことすきってわかってたなんてすごすぎない？どういう観察能力？私そんなにわかりやすかったかなぁ...

菅｢...ちゃん？おーい！！Aちゃんってば！｣

A｢あっ、ごめんぼーっとしてた｣

長｢ふふ、そうだよね。あかねんの話、しなくちゃだね。｣

ねるちゃんが少し真剣な表情になったのがわかった。茜の話ってなんだろう。

A｢ねるちゃんも茜と知り合いなの？｣

長｢まったくの他人だよ！私が勝手にあかねんって呼んでるだけだし本人にはむしろ嫌われてるかもな〜｣

えぇ、そんなことある？

A｢そ、そうなの？｣

長｢うん、まぁ細かいことはいいのいいの！聞きたくないの？あかねんの話！｣

A｢そりゃ、聞きたいけど...なんかこわいなぁ｣

菅｢いずれ言わなきゃって思ってたから、Aちゃんが茜のことがすきだって確認できた今言いたいの。｣

ゆっかーもさっきとは違って真面目だ。
私は覚悟を決めた。

A｢うん、わかった。｣

菅｢Aちゃんがどこまで知ってるのかわからないけど、茜に元カノがいたのは知ってる？｣

それが私を悩ませた原因でもあるんだから、知らないわけがない。

A｢知ってるよ。｣

菅｢それが誰かは知ってる？｣

A｢さすがにそこまでは知らない。茜も同じクラスの人としか教えてくれなかった。｣

長｢そこまで言っておいて教えないなんてあかねんもなかなかやるんだね〜まぁどんな人か知らないけど笑｣

ねるちゃんはさっきからなんていうか、楽しそうに見える。まぁ、見えるだけかもしれないが。


A｢ゆっかーは、知ってるの？｣

菅｢知ってるよ。｣

え、だれ？！茜はやっぱゆっかーと仲良いからゆっかーには話してたってことなのかな。

A｢だれ？私全然誰かわかんなくて。｣

菅｢それはね、、、私だよ。｣


え...？

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