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ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｯ
図書室の扉を開けて中に入る。するとそこには既にゆっかーの姿があった。
菅｢あ、来た。ごめんね急に呼び出しちゃって。｣
A｢大丈夫！ちょっと遅くなっちゃった、ごめんね。｣
菅｢平気だよ、誰かに送ってもらったの？｣
見えてたのかな？
A｢あー、先輩に送ってもらった。｣
菅｢え、先輩に知り合いいるんだね！｣
A｢ううん、知り合いじゃなくてたまたま迷ったとこにいた人なの。えーっと名前が確か...土生さん？｣
イケメン系の美人さんだったなぁ。
土生さんと言った瞬間ゆっかーの顔がひきつったように見えたのは気のせいかな
菅｢へぇ、土生さんっていう先輩なんだ。｣
A｢うん、なんかものすごくかっこいいクール系の女の人だった！｣
菅｢名前が既にかっこよさ出してるね。｣
うんうん...じゃなくてっ！
だんだん話が変な方向に進んでる気しかしない。
A｢あれ、結局ゆっかーは私にはなにが言いたくて呼び出したの？｣
菅｢あ、忘れてた、｣
こういうところはポンコツなんだなぁって思う。
菅｢単刀直入に聞くけど、Aちゃんは茜のことすき？｣
A｢えぇっ？！｣
本当に唐突すぎるというかなんというか...
菅｢急に言われたらそりゃあびっくりするよね...でもなんていうか、私にはそう感じたというか。｣
ゆっかーって鋭いんだなぁ、、鈍そうなイメージだったけど。
A｢んー...間違っては、いないよ。｣
あーあ、言っちゃった。誰にも言わないつもりだったのに。でもゆっかーは賢そうっていうか、嘘ついてもバレちゃう気がして。
菅｢だよね、ずっと見てたからわかるんだ。｣
え...？ずっと見てた...？
A｢ど、どういうこと？｣
菅｢私、茜とAちゃんのことずっと見てたよ。｣
？｢私も〜！｣
突如、ゆっかーの後ろから透き通った高い声が聞こえた。え、誰？！
菅｢ちょっ、とねる！！！今出るとこじゃないって。｣
？｢えへへ、ごめんゆっかー。つい。｣
可愛らしくペロッと下を出している女の子。オーラがすごい。アイドルみたい、めっちゃかわいい。
菅｢つい、じゃないって〜もう。｣
ゆっかーは呆れてる？みたい。
？｢あ、そうだ。ごめんなさい自己紹介してなくて！私、長濱ねるです！！｣
私が呆然と2人を見ているのに気づいた女の子が自己紹介してくれた。ねる、ちゃん。
A｢え、えっと...私はAです！｣
長｢ふふ、知ってるよ〜｣
え、知ってる？！なんで！
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作者名：結冬 -yuto- | 作成日時：2019年1月19日 14時
