14 ページ14
キーンコーンカーンコーン
ふぅ、やっと終わった。
茜の家に行くと決めてからずっと時間を気にしていたからか、終わるまでが長く感じた。
はやく行きたくてしょうがない。休んだ理由が知りたかった。
A「じゃ、みんなばいばい!」
そう声をかけて教室を出た。
〜
愛佳side
理「行っちゃったね。」
平「だね。」
足早に教室を出たAを見送ったあと、2人が呟いた。
愛「よっぽど気になるんだねぇ、茜のこと。」
さっき購買で買ったグミを手に持ちながら私は言った。
理佐とてちは気づいてるかわからないけど、茜とAは両思いだと思う。もちろん本人達も気づいてはいないけど。しかも両方一目惚れだなんてね。漫画みたい。私はぺーのこと気になってから超アタックしまくったよね、性格的に笑 おかげで幸せ。茜もたくさん協力してくれたし。だから今度は私が協力する番だよね。なんとしてでも2人のことくっつけてみせる!!!
そんなことを考えていると、教室のドアが空いた。
ん...?鈴本と織田?
鈴「守屋いる?」
織「げ、りさじゃん、」
理「あ、オダナナ!」
理佐が獲物を見つけた時のような目で織田を追いかけ始めた。
平「そこのちっちゃい人!あかねんなら今日はお休みだよ!!」
鈴「誰がちっちゃい人だよ失礼だな!」
平「だって名前わかんないし〜」
鈴「鈴本美愉!覚えろ!」
平「私は平手友梨奈!よろしくすずもん!」
鈴「すずもん?なにそれ、」
平「あだ名だよあだ名!私あだ名つけるのすきなんだ!」
鈴「ふぅ〜ん、まぁすきに呼んで」
いや、初対面のわりに普通に馴染んでるんですけどこの2人笑 ...っじゃなくて!
愛「鈴本、茜になんか用事あったの?もしかしてまたあの話?」
鈴「んーまぁね、Aってやつのこと聞きたくて。」
愛「A?なんで?」
鈴「あの守屋が入学したばっかなのにもうあんな仲良い友達いるとか珍しいから気になっただけ。ね、それちょーだい。」
私が持ってるグミの袋を指差して言った。
愛「あーなるほど?まあそうかも。ん、」
グミを差し出す。
茜は中学のとき色々と問題児っぽいとこあったからなぁ、そりゃこんなすぐ友達できたら驚くよね笑
気持ちはわかるよ鈴本。
織「だれか理佐を止めてよ〜もう。てか、茜もいなければAちゃんもいないんじゃんどうしたの」
織田が息を切らしながら戻ってきた。
愛「Aはさっき茜の家行くって学校出たよ」
織「えー遅かったか...」
うん遅い。
30人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:結冬 -yuto- | 作成日時:2019年1月19日 14時