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平「ねぇねぇA」
休み時間、教科書を整理してたらてちが振り返って話しかけてきた。
A「ん、なに?てち。」
平「今日のあかねん、なんか元気なくない?」
隣を見ても茜はいない。愛佳とトイレにでも行っているんだろう。
今朝のこと話すべきか、話さないべきか...でも言っちゃったら誤解招いたりする可能性もあるし、なにより私が言うべきじゃないと思うから黙っておこう。
A「んーたしかにそうかも。なんかあったのかもね。」
平「まだ出会って2日だからわからないだけであれがいつもの茜って可能性もあるもんね笑」
A「うん、そうそう笑」
大丈夫かな、茜。無理してるわけじゃないのかな。それに過去の恋愛がどうとか言ってたような...気になるなぁ。
A「ねぇてち、隣のクラスの子に友達とかっている?」
平「隣のクラス?あー、いるけど、どうかしたの?」
A「ううん、ちょっと気になってさ。」
平「よかったら紹介するよ、多分今教室にいるだろうし行ってみない?」
え、それいいのかな。いきなり見知らぬ私が行っても変じゃないのかな。それに鈴本さんいたらなんか気まずい...でも、鈴本さんについて知りたいことがある。
A「うん、行ってみたい。」
てちがガラガラッと隣のクラスのドアを開けた。
平「おーいオダナナー!ちょっと出てきてー!」
オダナナ...織田?あれ、今朝守屋が言っていたような...
織「びっくりした、ゆりなが来るなんて珍しいねどうしたの?」
平「ふふ、ちょっと紹介したい子がいてさ、この子なんだけど。」
織「ん?あれ、あなたどっかで見たことあるような...」
わ...なんかすごい視線。めっちゃ見るじゃんガン見じゃん。
A「えーと...」
平「ちょっとオダナナ、ジロジロ見ないでよ怖がってるじゃん」
織「おーごめんごめん。自己紹介忘れてたね、私は織田奈那!」
A「私はA!よろしくね、オダナナ。」
織「あー!そうだAちゃんだったね!」
A「あれ、私のこと知ってるの?」
織「うん知ってるよ!守屋が教えてくれた!」
え?茜が?なんで私の話をこの人に?
A「え、なんで「ゆーりなー!!!!!!」」
私がオダナナに聞こうと口を開いた瞬間、大きな声と誰かが走ってくる音が聞こえた。
ギュッ
平「え、理佐、ちょっと!」
あ、理佐だ。理佐とてちがハグしてる!2人ってこんな仲良いんだ〜。
織「げ、りさじゃん」
え、なに、この人達も知り合いなの?
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作者名:結冬 -yuto- | 作成日時:2019年1月19日 14時