弐玖 ページ30
10センチほどある身長差に感謝して、くっついたまんまな状態を保つ。
かれこれ数分ほど会話もないけどこのままでいいかなぁ〜なんて思う
程よく感じられる善逸の体温と匂いがすごく落ち着くものだからこのまま寝られそうな気さえしてた。
だから、本当に突然のことだった。
頬に感触を覚え、視界が急に変わったと思ったら唇に何かがあたる_____
三秒くらいだったと思う、
それが口付けだと気づいたのは、唇が離れたと同時に遠ざかる善逸の顔を見た時だった。
善逸はというと、顔を真っ赤にしながらもやってやった感が満載で、それがすごくかっこよく見えてしまった。
だが、びっくりして固まってると第二弾がくる。
最初はやっぱり三秒くらいの口付けだったけど、今度は角度を変えて沢山の方面からあたる
「…っ、、」
なんでだか、声が出そうになる
善「、抑えなくても、いいよ?」
余裕のなさそうな善逸に余計きゅんきゅんする
ていうか抑えるってなんだ、私は何か今我慢してるのか、
さっきからの初めての感覚、感触に戸惑いながら思考を巡らせてると
ガクン____
腰が抜けた。
急な出来事に第二弾が中断される。
善「、、大丈夫?、ごめん、抑えきかなくて、、」
私に合わせてしゃがんでくれた。
また善逸が不安がるといけないと思ったから、私は今の感情を包み隠さず全部伝えた。
「…ちがうの、なんか、なんか善逸がいつもよりかっこよくて、口付けも、、こんなに気持ちいとか、思ってなくて、初めての感覚ばっかで、」
自分でも何言ってるか分かんなかったけど、嫌じゃないよって、大丈夫だよって伝えたかった
しばらくしても何も言わない善逸の方を見ると複雑な表情をしていた。
困った様な、でも息が荒くて顔も赤くて、この感情をどこにぶつければいいのか、とでもいう様な顔だった
善「ちょっと待って!!!今は絶対に近づかないで!!」
光の速さで離れる善逸。
「う、うん」
なんとなく近づいちゃダメだと思ったから大人しく待ってた
しばらくするとさっきよりは穏やかな顔をして帰ってきた。
「大丈夫?体調は治った?」
絶対体調が悪いんだと思ってた
だってあんな顔赤いんだもん、
急に発作がでるとか喘息もってたらありえることだし、とにかく心配だった
善「大丈夫だよ笑」
そう言って手を取り流れのままに身を任せてたら屋敷に戻っていた。
文字数(((((
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おつかれ様です作者様! - 炭カナ・・・伊アオ・・尊。 (2021年5月23日 18時) (レス) id: 3429c88509 (このIDを非表示/違反報告)
もももももももも(プロフ) - ぴたんこぴったんこさん» ありがとうございます!!本当に励みになります! (2021年1月28日 15時) (レス) id: 4d4208f60d (このIDを非表示/違反報告)
ぴたんこぴったんこ(プロフ) - おつかれさまでした!とても良い作品に出会えて幸せでした〜! (2021年1月27日 12時) (レス) id: 2d0317f02b (このIDを非表示/違反報告)
もももももももも(プロフ) - しがれっとさん» 返信遅くなって本当にごめんなさい!!めちゃくちゃ嬉しすぎて昇天しております、ありがとうございます! (2020年12月30日 23時) (レス) id: 4d4208f60d (このIDを非表示/違反報告)
しがれっと(プロフ) - この作品めちゃくちゃ大好きです…!更新楽しみにしてます! (2020年12月19日 2時) (レス) id: 1f8c33c3c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みな | 作成日時:2020年11月12日 22時