検索窓
今日:5 hit、昨日:14 hit、合計:120,631 hit

第135話 ページ47

::



『ごめんね…私自分の話をするの嫌いなの』


緑谷「知ってるよ…気。使われるの嫌なんだろうなって思ってる」


『え』


緑谷「君は人のことを思う気持ちは確かに強いし、嬉しい時は割とわかりやすいよ…顔には出てないけど

僕には分かる……でも今日君が朝来た時皆が心配して駆けつけて来たらさ…どんな顔してたと思う?」


『……歪んでた?』



緑谷「……泣きそうな顔してた」



『え……』


緑谷「……でも無意識なんだろうなとは思ってる。多分あの中には優しいなって思う感情もあれば、私なら大丈夫みたいな感情混ざってるでしょ」



『……ど、どうして』



緑谷「………きみの状況ぐらいわかるよ…あのニュースが出た同時に体育祭やらなんやらと混ざって

君の顔はみるみる悪くなっていく…気を使われるのが嫌な君だからどうやったら気を抜いて接してくれるか分からなくて……いやこんなことを思われてるのが嫌なんだろうね…

……もう何も言わないことにするから一人で抱え込まないで……?」




『………気を使うということは多分一生抜けないけど、誰かに伝えるということは善処するよ』



緑谷「うん、それでいいよ。君らしくぶつけてきてね」




『ありがと……出久』



緑谷「……なっ」



『………………出久くん』



緑谷「言い直さないで!?」



『どうして?』



緑谷「あ、いや普通に嬉しくて」



『…………いずっくん』


緑谷「なんで!?……まぁいいや…君の両親のことは僕、かっちゃん、轟くんだけしか知らないだろうから。僕からは言わないよ」



『…………でもみんな気づいてるんじゃ……』



緑谷「個性があれだからね…でも君が言ってないだけでかなり変わるものかもしれない」



『……そっか……』



緑谷「いつかはバレるんだから覚悟はした方がいいと思うよ、安心して僕もそばにいるから!」



『…………いっしょうついてく』



緑谷「なんで!?」



『いずくん師匠ってよぶ』



緑谷「ううーん、なんか複雑」



『じゃあもじゃもじゃ』



緑谷「それはダメ…怒るよ」



『……ごめんなさい』



緑谷「ふふっ……素直だね…でも答えてくれてありがとね」



『ん……』

続きについて→←第134話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (157 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
525人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆいまる(プロフ) - 一気読みしてしまった、、!更新頑張ってください! (2022年1月26日 16時) (レス) id: 3e0b36f278 (このIDを非表示/違反報告)
月夜 - ホークス優しい!!更新楽しみにしてます。 (2021年10月4日 18時) (レス) @page48 id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
すこまる - 最高ですこれからも頑張ってくださいね! (2021年6月13日 1時) (レス) id: 99c131ba31 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - 面白くて一気読みしちゃいました。これからも更新頑張ってください! (2021年2月28日 2時) (レス) id: 7bd6f37d2f (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ100%(プロフ) - いや、まじ好きだから続き(`・ロ・´)ハヨ!めっちゃ待ってます!!! (2021年2月24日 19時) (レス) id: 812b1ab43b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なの | 作成日時:2020年10月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。