よく分からない京治くん【ハイキュー】

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後ろから私を抱きしめながら山中さんに告げる京治くん……どこから現れたんだ





｢……えっ……と、赤葦京治先輩……｣





｢そ、じゃこの子まだ仕事あるから失礼するね｣





『え、何まだ仕事あっ｢A？？来るよね？｣っス』






なんか怒ってるんですけど……！！！






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『あの、京治くん…なんかおこ｢ってるように見える？｣…………ハイ』






あれから私は怒っているかもしれない京治くんに無理やり人が明らかに来ないであろうな場所に連れてこられ、壁に追い詰められてしまった


しかし彼からの視線は真っ直ぐで逸らすなと言わんばかり手首を掴む。






｢ねぇ……距離近い｣




『え？』




｢あの山中さんはともかく、さっき黒尾さんと話してたよね？近いんだけど｣




『……え？挨拶だよ？』




｢ふーーん、挨拶ねぇ｣






やましいことなんてひとつもないんだけど、そう見えてしまったのかな？

変に誤解されてるのならしっかり説明したいのだけど、雰囲気的に今は意見を主張することは出来ない







｢じゃあ伊達工の人のやつは何？｣





『挨拶？』





｢可愛い子って言われてたよね？｣





『それは先輩のことじゃ？』





｢Aの事でしょ…そもそも先輩たちは既に体育館にたからその場には居ないんだよ｣






……まじか。まぁ私顔だけはいいって言われるしな。納得はしないけど理解はできるよ



納得はしないけど(2回目)








『ごめん……』




｢……ごめん…そんな悲しい顔しないでよ｣





ん？誰のせいだと思います？





『…いやまぁ嫌な思いさせたのは私だし』





｢…まぁそれはそうなんだけど｣





否定はしてくれないんだね






｢ちょっと俺も舐めてたかな｣





『え？京治く……っ、い、いたっ！？な、なに！？』






いきなり私の首元に顔を埋めたと思ったら…首に何かしてる？めちゃくちゃ痛いんだけど






｢俺のっていう印あった方がいいかなと思って…｣




『おれの？』




｢うん…まぁこれでちょっとは魔よけできたかな｣





『……えーと？』





｢じゃあ戻ろっか｣







いやなんでそんな、何も無かったかのような感じなの





『ねぇ、なにしたの』




｢キスマーク｣




『き、きすまーく！？』




何してんの？





｢これで分からないなんて……さすが俺のお嫁さん、可愛いね｣






君のお嫁さんになった覚えはないけどね

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