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夜:7時頃、本日の撮影終了
『……あの、五条さん』
五条「ど、どした?」
『さっき言えませんでしたけど、100万ボルト食らっちゃいましたか?』
家入「ブフッ」
五条「へ?」
もし、何かしたら……とあたふたになるAを見て家入はまたもやお腹を抱えて爆笑
そして事情を知っている夏油もつられて笑う、しかし五条はポカーンとするが脳内を除くと酷く荒れている
五条「まぁ大丈夫……あとあれ、ファンサなの?」
『?……た、たぶん、』
五条「……あれは刺激が強いから俺以外にやんなよ」
『……!?……す、すみません』
五条がマジ顔で告げるのでAは汗を流しながら首を何回も縦に振る
そんな裏腹に五条の内心を除くと
五条「(まじで、なんでこんなばか可愛いの〜?なんなの?この子ほんと可愛い、天然?え?100万ボルトとか何時でも食らってやるよ♡♡1000万でもいいぜ♡俺らの愛なめんなよ♡もうそろそろ結婚しなくちゃ♡あ、もう結婚してるか♡ああ愛してる♡)」
表に出ているキャラとは真反対で家入曰く、キモかったらしいが本人はそれどころじゃない
五条「…じゃあ俺もファンサしてやるよ、一緒に写真撮らね?」
『へ』
五条「……嫌?」
『と、とんでもないです!撮ります!!』
Aの言葉に待ってましたとばかり五条はAにバレないようニンマリ微笑む
そしてスマホをかまえ内側カメラに設定するとパシャリとツーショットを撮った
『……ほおぉぉ』
五条「……なに?嬉しい?」
『はい!もちろん!私写真初めて撮りました!ありがとうございます!!』
今度私にも送ってほしいです……と嬉しそうに笑うAを見て五条は静かにガッツポーズ
五条「……ねぇ、ネット、乗せていい?」
『ねっと?』
五条「SNS」
『あ、ああ!はい!どうぞ、私はあまりよく分からないのですが。悪用じゃなければ……どぞ』
五条「あんがと……ほんじゃ、解散しようぜ」
『!……今日はありがとうございました!』
また明日と、一礼してここを後にするAを見送った五条は、Aの姿が見えなくなると、ストンと近くにあったソファに腰を下ろす
五条「っしゃあああああ!!!ツーショットゲット!」
家入「うるさ」
夏油「あからさまだね……君は」
五条の声は現場にいた、家入と夏油にしか聞こえなかった
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あみてぃー*(プロフ) - 作者様まじで天才ですよね・・・(スミマセンこれからも応援しています!! (2021年4月1日 10時) (レス) id: 44dafb3df2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2021年4月1日 8時