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五条「…っ、なんで、どうして」
『……ごめんなさい、私じゃ貴方を愛せないの』
五条「……違う、違うんだ」
『……いいえ、これは現実…貴方にはちゃんとした婚約者いるんでしょう?では私はこれで』
五条「待て!!!あれは…!」
監督「カーーット!!」
『……はぁ』
五条「…………きついな」
『ですね』
監督の合図により、一瞬で力が抜ける2人、どうやら貴重なシーンで2人とも演技モードにきっちり入っていた様子だ
監督「……ほんと君たちいい演技だね、Aちゃんの表情、五条くんの感情、最高!!」
五条「っす」
『……あ、ありがとうございます』
サングラスをかけてキャッキャと喜ぶ監督に撮影場はみんな笑っている
禪院「Aちゃんってやっぱり出来る女やな」
『いやぁ、禪院さんには程遠いです』
禪院「そんなことあらへんって〜お世辞抜きでええわ〜可愛ええよ♡」
五条「おいこら」
Aに突然絡む男、禪院直哉が現れると五条の表情は曇り、間に入る
禪院「なんや五条の坊?久しぶりやな〜」
五条「その呼び方やめろ、お前も一応坊だろ」
禪院「は?喧嘩売ってるん?いや違うなお前さては妬いてんねんやろ??わぁ〜Aちゃん可哀想〜」
『ふ、2人とも!!ダメですよ!』
五条「……悪い、ほらお前は次出番あるだろ戻れ」
禪院「へーへ、んじゃAちゃんまたご飯行こうな〜ほなね〜」
2人が言い合いになるとAがとめる、そんなA
に2人の言い合いは止まり
バイバイと告げながら手を振って、撮影に向かう禪院に五条は反吐をひそかに出していた
五条「……ねぇ、ご飯行ったの?」
『え?まあ、他にも人がいたんですけど何回か』
五条「2人では?」
『い、いえ、そもそも野薔薇ちゃんが通さないのでね……アハハ』
五条「……そっか」
『……?』
五条「……んーんなんでもない、また俺と飯行こうな」
『ぇ、っ、あ、は、はい!!』
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禪院直哉
・禪院真希、真衣の親戚
・五条と同レベルのクズ
・Aのことはめちゃくちゃ気に入っている
・3歩後ろを歩けない女は背中刺されて死んだらええと思っているし、男尊女卑を当然視している
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あみてぃー*(プロフ) - 作者様まじで天才ですよね・・・(スミマセンこれからも応援しています!! (2021年4月1日 10時) (レス) id: 44dafb3df2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2021年4月1日 8時