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まるで、ゴミを見ているかのような視線をしながら2人の喧嘩を大人しく待っていた夏油
そんな夏油について知らずに、五条と直哉の口喧嘩は終わらない……と思っていたその時だった
<本日限定、星ノ宮Aの50名限定水着等身マルチクロスの抽選会を行います!整理券がなくなり次第受付終了です、お求めの方はお早めに>
突然のアナウンスで、ピタリと喧嘩が止まった2人
「「なんだってぇぇぇぇ!!???」」
次の瞬間、まるで喧嘩なんてしてる暇がないかのように、五条は荷物と夏油を持って、ウサイン・ボ〇トかのようなスピードで抽選を行っている場所に移動
そして、直哉も猛スピードで駆けつけた
夏油「……あの、悟?」
『うるせぇ!!!水着のAのやつ!普段そーいうのマネージャーが厳しいからなかったんだよ!もうこれは欲しい!絶対新作ビジュだろ!欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい!!鑑賞用と保存用に欲しい!』
暴走しまくっているのか、突然抱えられて困惑してる夏油を知らず、会場に並ぶ五条
興奮している五条は一向に落ち着きがなかった
夏油「……2個も当たる気がしないし、そもそも50名限定だよ?」
『は?この俺の運を忘れたのか?五条悟様だゾ?♡俺は神に選ばれた男だ!そしてその選ばれた男の連れのお前も俺と同類!つまり2つ当たるってことだ!』
夏油「うーん、よく分からないね」
『黙っとけ!いいか?Aのマルチクロスはレア中のレアだ!!そもそも女優のグッズは本当に少ねぇし、でも、Aは雑誌やらなんとやらの撮影が多いし、元アイドルだからグッズもある方!チェキなんて俺の宝物だわ!
つまり、Aは神に恵まれた天使!そんで恵まれた俺と相性は最高♡♡
だからAは俺の妻、いや嫁!!ああ!好きすぎて困っちゃうなぁ♡♡俺の嫁は今日も可愛い♡♡』
夏油「そ、そか……」
目の中にハートを移してうっとりAのことを考える五条に夏油はため息しかでない
さらに、後ろの列に並んでいた人物も狂っていた
直哉「あかん…Aのクロス……しかも水着!そんなん見ず知らずの男に取られた無い!Aは俺のモンや!!!誰にもあげへん!!あぁぁぁ!!!」
夏油「……精神的にしんど」
両サイドにキャラの濃い知り合いがいて、夏油は色々と死にかけている
『A♡…A〜AA♡♡』
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あみてぃー*(プロフ) - 作者様まじで天才ですよね・・・(スミマセンこれからも応援しています!! (2021年4月1日 10時) (レス) id: 44dafb3df2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2021年4月1日 8時