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五条side
Aと距離を置いて早1ヶ月…Aの言った通り1ヶ月ぐらいなきゃ色々と考える時間がなかった
それを僕とA自身が理解した状態のまま、距離を置いたものだから寂しい以外の感情は彼女にはなく
自分がした事を反省するだけでよかった
だけどそれだけじゃない、今までの彼女の行動がみるみる愛おしくて、なんで裏切ったのか、何度も自分を攻めたくなって仕方がない
でもAはやめろと言っていた……彼女は全て僕のことを心から思ってくれている
本当に冷静に考えるだけでどんだけ彼女が僕を愛してくれていたか……
五条「はぁ……」
もう後悔とか情けとかでいっぱいいっぱいの中、今日はAと再び会う日、
以前、なんぱされていた彼女を見つけて、出会い、困ってたから助けたものの…
まだ彼女のことが好きという感情があるから«嫉妬»と言っても間違ってはない
それに、助けたことに関しては感謝されたし、彼女は僕に期待してくれているのかなと思うことがしばしば…
多分、今日振られても彼女に対しての未練は沢山ある…断られてももう一度落とすぐらいの勢いはある
それほど僕は彼女に溺れているから
『おまたせ、まった?』
五条「え、あ、ううん、さっき来たとこ」
なんか物凄い童〇みたいな反応しちゃったけど、改めて会うのは久しぶりだから僕でも緊張する
女には慣れていたけど本命は全然違うんだよ
『…………ふふっ…いつもギリギリなのに今日は15分前に来てるなんて』
五条「だ、だって、会いたかったんだからいいでしょ?Aだって、15分前に来てるじゃん」
『はいはいー、行こうか』
適当に流されてしまったけど、…こんな僕にでもまた、その可愛い笑顔を向けてくれるのかな?
そんなことを思いながら、静かにふたりで過ごせる場所に僕とAは向かった
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作者名:なの | 作成日時:2021年1月2日 1時