2.男装マネージャー頑張ります【ハイキュー】

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数時間後



『では、私はこれで』



ぺこりと頭を下げ皆とお別れがやっとできる。

失礼ながらもスイパラから色んなところに連れ回されとったからしんどいし。頭の中はずっと｢帰りたい｣という言葉だけが巡り回っていた





｢おん！！またな！｣



｢気ぃつけて帰るんやで｣



｢またね、桃ちゃん｣




最寄り駅まで送ってくれた先輩たちにお礼を言い、元気そうに別れ挨拶する先輩達にフリフリと手を控えめに振って家に帰った





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私は家に帰ってきた瞬間、おじいちゃんがいるであろうの部屋へ向かってノックして入った

合宿の時はえらい忙しかったらしいから会えてへんかったけどもう言わせてもらうで？






『おじいちゃん…やっと帰ってきたんやな』



｢おん。おつかれ……んで？久しぶりの休日どうや？｣



『どうややないわ……それよりもう私マネージャー辞めたいどころか疲れてんけど』



｢おんそうか……頑張りや｣



『なんでや……おじいちゃんの人でなし』




ちょっとは私に対してのこと考えてくれへん？
私はもう｢嫌｣いうとるやん…





｢ハハッ……それほどでもないで｣





褒めた訳やないわ……ふざけんな


んで、詳しくおじいちゃんと話をしてみたらまだマネージャー続けて欲しいらしい…まぁこれは監督からの言葉やってさ


でももう私コンビニのスイーツ抜きでもええから辞めたいとか思い始めた……


やっておじいちゃんからのお小遣いでいつでも食えるもん…私のお小遣いの消費の道、いつもコンビニスイーツやで、


服とかおばあちゃんが勝手に買ってくるし…欲しいもの特にないし



あ…！





『おじいちゃん、お願いがあるんやけど』




｢嫌やで｣




『なんも言っとらんやろうが』




｢どーせマネ辞めたいやろ？お前は習い事やめたらほんま何もせーへんからな、なんかひとつでもやることやりなさいと思て…な？｣






いや、な？やないわ…ほんま勘弁してや





『もうなんでもええわ…んで、私の正体知っとるやつがおるんやけど』




｢宮治やろか？｣




『なんで知っとんねん』




｢おじいちゃんの勘や、すごいやろ｣





昔から思っとったけど私のおじいちゃんほんまエスパーすぎひん？何食べたらそうなるん？

キノコか？スーパーきのこやろ？私それ不味そうやと思うんやけど





｢やから…それ以上バレやんようにな｣




『え、無責任すぎひん？』





ちょっと対策考えてくれへんの？

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