2.男装マネージャー頑張ります【ハイキュー】

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さらに数日後、少しずつ文化祭の準備が進んでいったんやけど、このタイミングでテスト期間である期末が被ってしまった

赤点ギリギリ生徒は勉強優先にしろと言われとって、ほとんどのやつが勉学に励んでいるんやけど



こんな多いんかいな……






｢一ノ瀬〜｣



『？』



｢お前成績良かったよな……補習組手伝ってやれ｣



『え』







絶対嫌や…いやや…いややと先生に目で訴えるも｢頼むわ｣と言って職員室に向かいやがった。この野郎

そもそもマジで今日はあかん、双子の自主練に付き合うって先に約束したんやから破るわけにはいかんやろ

人の用事を無視するんは教師としてどうやねん、そもそも成績悪い奴らはちゃんと勉強してへんからやろ

どう考えても今回の赤点ギリギリメンバー遊んでばっかの奴らや、真面目にやってて成績悪い子もおるから教えへんこともないけど。


それは用事がなかったらの話……と思い私は即座に職員室に向かった





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『ていうことなんで、すみません』



｢うーん、自主練ぐらいええんとちゃうの？学年ちゃうんやから｣



『それでも約束したものは破っていいものと？』



｢今は部活休止やろ…文化祭と勉強のみや｣



『も…バレー部は春高も近いんです。一日中やないんですからお願いします、あの双子もやる事やってからって決めてたんで』





そもそも勉強に関しては北先輩がついてた、成績はまぁ赤点ではなかったらしいけど。

それは双子が管理するものや、私は自分の勉強に問題は無いしな。成績は維持しとるよ





｢一ノ瀬、あの双子に執着せんでええんやで、自分のことをまず優先し｣



『そのような言い方をするのでしたら双子の方を優先したいです、僕は大丈夫です』



｢はぁ……聞き分け悪いなぁ。あんま調子こいてたら内心落とすで？ええんか？一ノ瀬｣



『…………それは「裁量権の濫用(さいりょうけんのらんよう)」…ですか？』




そっちがその手に乗るのなら話はちゃうなぁ。

そーいうことしたらあかんっていうのは教師どころか誰でも分かるやつや、そもそもそんなことも分からん時点で教師になんてなれへんやろ





｢は？なんやそれ｣



『ご存知ないんですか』



｢変なこと言ってないではよ教室戻って教えたり、俺は忙しいんや｣


『はぁ……分かりました』







これは個人的におじいちゃんへ報告やな、途中からやけど録音させてもろたで

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