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京治くんとのお祭りから数日後、例年行われている夏の合宿も終えるといつものように夏休みでも体育館に集まってバレー部は練習していた
相変わらず木兎先輩の体力にはだれもついていけない、現についていけるのはまぁ京治くんぐらいかな
無理やりだけど
「あかーーーし!!!トスくれ!!!」
「まだやるんですか木兎さん」
あの会話何回も聞いたんだけどなぁとここにいるバレー部全員思っただろうね
相手役の木葉先輩達も呆れ顔だし…
『……バカスタミナ』
「ふふww容赦ないねAちゃんww」
「まぁ木兎は馬鹿だよ……うん」
雀田先輩も白福先輩も、懲りないなぁと言いながら笑っている。みんな元気だなぁと軽くため息をついた
「そういや、合宿前に思ったんだけどAちゃん成績とか大丈夫?」
「賢そうに見えるけど出来ないとかある?」
……勉強…まぁ頭はよくないと思うけど赤点とるまでには行かないなぁ…補習とか面倒くさくて嫌だもん。
でも頭良すぎるのも変に期待されてプレッシャーを与えられるのも嫌だし。普通だよ普通
『可もなく不可もなく』
「まぁ出来なくても赤葦いるし、なんとかなるよね」
「あんな出来た後輩見たことない……」
「あの木兎を飼えるからね」
この人たち、木兎先輩を人間として見てない気がする
あと……京治くんは確かに頭いいな、テスト前分からない問題をいくつか教えてもらったから平均が思ったより高かった。
『でも、バカでしたらここの学校に来れませんよ』
「「…………確かに」」
『まぁ木兎先輩の場合…推薦だと思いますけど』
木兎先輩の実力はあーみえて本物だし、この学校にとっては欲しい人材なんだろう。性格は難ありだけどね
さらに京治くん観察力いいからあの木兎先輩の面倒をみきれてる…お互い何かしら信用しているのだろう
ただ、京治くんについて、普段よく分からないのがかなり残念だ
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「おつかれ…帰ろ」
『おつかれ』
いつものように練習が終わると京治くんと一緒に帰宅する
「?どうしたの?」
『んー、京治くんは凄いなぁって』
「え」
『いつもお疲れ様』と私は背伸びをしてギリギリ届いた京治くんの頭を撫でた
「……え?嫁?」
『……シーブリーズぶっかけんぞ』
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梦雨 - 待ってめっちゃ好きです!!更新楽しみにしてますっ!! (2021年8月29日 13時) (レス) id: 508416840e (このIDを非表示/違反報告)
前田なの(プロフ) - シーブリーズぶっかけんぞは吹いたwwwwww更新頑張って下さい!!応援してます!! (2021年8月21日 3時) (レス) id: 0c3fcea001 (このIDを非表示/違反報告)
もけけ - すごい好きです。シーブリーズぶっかけんぞのところでたまたま下にシーブリーズの広告あって思わず吹いちゃいました(笑)これからも応援しています! (2021年8月17日 21時) (レス) id: 9d50bfcefc (このIDを非表示/違反報告)
心羽(プロフ) - 青春してるぜ俺(( (2021年8月17日 18時) (レス) id: 004f84b147 (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根(プロフ) - もっとやっちゃってください← (2021年8月15日 20時) (レス) id: c882518901 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なの | 作成日時:2021年8月9日 1時