実験体は逃げ出したい【降谷零】

銀の双剣 ページ8

俺はそれからアメリカで色々とお世話になった。英語を教えてくれたり、武術を教えてくれたりと。


「あ。ラーナさん。こんにちは」


「あら。今日は此処にいたのねヤミズ」


「はい。頼まれていた資料を運ぶだけの仕事ですが。」


なにもしないのにホームステイさせて貰うのは申し訳ないと思い、簡単な作業はしている。そして機密事項とかの物は一切触らないように細心の注意？をしてる。


「(俺はFBIじゃないのに情報持ってたら不味いもんねー…)」


会議室に資料を並べてキャメルさんに連絡を入れた。




普段俺は外に出させて貰えなかった分、外は何時も新鮮でワクワクする。


金色の髪が薄くなり白に変わった。


「(ちょっとテンションあげすぎたかな)」


深呼吸をするが変わらないのでそのまま行くことにした。


「わぁ…サバイバルフィールドひろぉーい！」


廃れた街のような構図になっていて広かった。何より、夜行われるゲームに参加して良いと言われたので下見をしに来た。


「(誘ってくれた銀の…双剣？さんたちに感謝しないとね)」


俺はスナイパーには絶好の隠れ場所を探しに町を隅々まで探索した。


そして夜＿＿＿＿


「宜しくお願いします。」


「よろしく！」

「期待してるぞー！」


皆優しい人で良かった。そう思いながら作戦を確りと聞く。

あー緊張してきた。

辺りは暗くてあまり分からないだろうけどきっと髪色がまた変化しているだろうね。


開始の合図と同時に俺は見つけた穴場へと向かった。

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