実験体は逃げ出したい【降谷零】

空手と化け物 ページ4

俺は数日間工藤家に泊めさせて貰った。


何とかコナンくんからもらえるものは食べられるが、他の人の食べ物は食べられないため、自分で作っている。


書斎で自分の作った珈琲を飲みながらお勧めされた本を読んでいると


「八水さーん」


「ん？どうしたの？」


「あのね。此処に高校生が来るかもしれないから身構えてて欲しくて…」


「は？」


意味が分からない。そして唐突すぎる。


そして微かに玄関から声がした。コナンくんにどう言うことか聞こうとしたらもういない。


よく分からないから続きを読むことにした。


「何であいつのーってきゃーー！！！」


吃驚してガッシャンと本と一緒に珈琲を床にぶちまけてしまった。本は無事だった。


「蘭！ど、泥棒が！」


「園子下がってて！」


俺に蹴りをかましてくる。


避けもせずにパシッと足を掴む。二人は吃驚してる。


離すと後ろに下がる。


「あ、あの…そう簡単に回し蹴りをしない方が良いですよ。その……パンツ見えちゃうから…」


語尾が段々小さくなる。言ってて恥ずかしくなってきた。きっと俺の顔は真っ赤だろう。





「さっきはごめんなさい！」


「そんな！俺が悪いです！室内でフードを被ってたから間違えるのも無理ありません…俺こそすみません。」


珈琲を片付けた後、落ち着いて話をしたら、さっきコナンくんがいってた子達らしい。


「いや、一番悪いのは新一よ！連絡くらいくれたって良いじゃないの！」


「コナンくんには取るのに君達には連絡しないの？」


園子と言う女性から色々と聞いた。話は聞いてて飽きないし、面白かった。俺も高校生してたらこんな感じだったんだろうか。


「八水さんは何歳なんですか？」



うわ。NGワードだ。

年の数→←名付け親だけど子供

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