31話 ページ31
Aの部屋の扉が開く音がした。
時計を見ると2時、水でも飲みに行ったのだろう。
『丁度いいや、』
俺も部屋から出てリビングに向かう。案の定キッチンに電気が付いていてAが水を飲んでいた。
『A？』
『あ…テヒョンさん』
『どうしたの？』
『ごめんなさい、寝付けなくて、』
目は昼間と同じような生気がある目だった。
『ずっと何もしないで起きてたの？』
『はい、』
『篤実だね、映画でも見ようか？ソファ座っててね。』
『そんな、ありがとうございます…』
本当にAは篤実なんだ。俺があげたスマホでも使っていればいいのに。
粗方私なんかがこんな高価なものを使っていいのか分からないって言うんだろうな。
ミルクを作っている最中に申し訳なさそうに言われた。
『ごめんなさい、迷惑かけて』
『いいんだよ、寧ろもっと我儘言ってほしいなあ。ちゃんと言ってね、全部叶えてあげるから』
Aの我儘ならなんだって聞くし何だって叶える。
この子だけが、Aだけが俺の取り柄だから。
映画の中盤に入ったところで近いうちに店に来て欲しいという掛けられた言葉を思い出した。
『A、明日は外食にしようか』
『外食ですか？』
『うん、ジョングガに料理教えてる人のお店。ジョングガはまだ見習いだけどその人は独立してお店構えてるから』
『わかりました』
顔を見ると若干眠たそうな顔をしていた。暖かい飲み物飲んだからリラックスしたんだろう。
もう3時だしAが体調を崩したら大変だ。
『ごめんなさい、こんなに遅く付き合ってもらって』
『全然だよ、俺も眠れなかったの。部屋行こうか』
眠そうで歩けそうになかったから抱えて部屋まで行く事にした。
『テヒョンさん、自分で歩けます』
『ううん、歩けないよ。Aが倒れたら大変だから』
軽いなあ、太らせなきゃ
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FLANMY(プロフ) - sarahさん» 本日更新しました!お待たせしてしまい大変申し訳ありませんでした。 (2019年9月24日 0時) (
レス) id: a405c239a2 (このIDを非表示/違反報告)
sarah(プロフ) - 続きが気になります (2019年9月21日 16時) (レス) id: 81a669dbb8 (このIDを非表示/違反報告)
FLANMY(プロフ) - あやさん» 遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月6日 0時) (レス) id: a405c239a2 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新待ってます！！ (2019年9月4日 7時) (レス) id: 4efae82092 (このIDを非表示/違反報告)
FLANMY(プロフ) - 777さん» これからももっと甘々になっていく予定です。。。ありがとうございます! (2019年8月10日 1時) (レス) id: a405c239a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：FLANMY | 作成日時：2019年1月20日 2時
