1話 ページ1
私は買われたらしい。そう聞かされたのは2時間ほど前
「おい、準備できたか?」
『ごめんなさい、もう少しだけ待ってください』
はぁと大きなため息が聞こえて早くしないと管理人の機嫌が悪くなることを察した私は急いで派手なミニタイトドレスに足を通した。
「そんな急がなくていいから、ゆっくりでいいぞ」
いつもだったら怒声が聞こえるはずなのに気持ちを抑えているのか震えた声で言われた。
少し立派な洗面台にはクリームだのミストだの普段目にしないような化粧品が並べてある。
つい昨日までは必要最低限のものしか与えられなかったのに買われた瞬間少しでも私をよく見せようと必死なんだろう
『遅れてごめんなさい、準備出来ました』
「随分面構えが変わったじゃないか」
『ありがとうございます…』
「…まぁいい、こっちだ」
スタスタと前を行く管理人について行くのに私は必死。長い間裸足で過ごしてきたから靴にはまだ慣れない、しかも踵が高い靴なんて。
「お待たせしました。こちらが例の商品です」
どうこう思っている内に立派な部屋に着いて管理人が誰かに話しかけた。
『ご苦労様』
低い声が聞こえても私は顔を上げられなかったみたい。
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FLANMY(プロフ) - sarahさん» 本日更新しました!お待たせしてしまい大変申し訳ありませんでした。 (2019年9月24日 0時) (レス) id: a405c239a2 (このIDを非表示/違反報告)
sarah(プロフ) - 続きが気になります (2019年9月21日 16時) (レス) id: 81a669dbb8 (このIDを非表示/違反報告)
FLANMY(プロフ) - あやさん» 遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした。これからもよろしくお願いします。 (2019年9月6日 0時) (レス) id: a405c239a2 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 更新待ってます!! (2019年9月4日 7時) (レス) id: 4efae82092 (このIDを非表示/違反報告)
FLANMY(プロフ) - 777さん» これからももっと甘々になっていく予定です。。。ありがとうございます! (2019年8月10日 1時) (レス) id: a405c239a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:FLANMY | 作成日時:2019年1月20日 2時