72話 ページ23
ぶわり。ジェットから出て固いアスファルトの上へと降りた。
『なんか、ソウルと空気が違います』
『本当？Aは感性が豊かなのかもしれないね。こっちにおいで、入国手続きしようか』
テヒョンさんに連れられて空港の中へと入っていった。空港こそはソウルとあまり変わらなかったけど飛び交う日本語だったり漢字の看板が目に入ってこれから日本に入ることを実感して胸を躍らせた。
入国審査を済ませて外に出ると出迎えていたのはすぐに見てわかる高級そうな車。
『こっちに乗りな、韓国とは車線が違うからちょっと気持ち悪くなるかも』
運転手席は韓国とは変わらなかったけれど周りを見たら逆だし車だって私から見たら逆走しているようなものだ。
『テヒョンさんが運転するんですか？』
『ううん、国際免許は持ってるけど流石慣れてないしAを怖がらせたくないからね』
扉を開けてくれてテヒョンさんも隣に乗り込む。微かに甘い香水が香って頭がくらくらした。
「この方が代表のお嬢様ですか？」
『そうだよ、かわいいでしょ？』
「ええ、本当に。着物がよく似合いそうですね」
『それ昨日も話してたんだよね。とっておきの着物を着させてあげるって』
「呉服屋に向かいましょうか？」
『そうだね、そこまで行けば車もいらないだろうし。お願いしていい？』
「かしこまりました。」
運転手さんは多分私たちと同じ韓国人。テヒョンさんのことを代表って言っていたし、会社繋がりの人なのかな。甘い香りと流れる景色に包まれながらテヒョンさんの肩に身を寄せた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2273人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆり(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (7月6日 4時) (
レス) @page34 id: 3cc41f316a (このIDを非表示/違反報告)
蓮城(プロフ) - もう更新されないんですか、、、！！楽しみにいつまでも待ってます！ (2022年9月29日 22時) (レス) @page33 id: 22977270c5 (このIDを非表示/違反報告)
FLANMY(プロフ) - 雅さん» いつもありがとうございます！そう言っていただけて光栄です。頑張ります^^ (2020年9月16日 2時) (レス) id: a405c239a2 (このIDを非表示/違反報告)
FLANMY(プロフ) - ふわふらさん» はやぶさ目指して更新してます(^ω^)ありがとうございます！ (2020年9月16日 2時) (レス) id: a405c239a2 (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - とても楽しくいつも読ませて貰っています！もう大好きです！これからも頑張ってください！ (2020年9月15日 4時) (レス) id: 150f54121d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：FLANMY x他1人 | 作成日時：2019年9月27日 0時
