ネクロの花嫁 (ページ10)

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A

A「何でしょうか、、。」

エミ「貴方の心臓の音を聞いてもいいかしら」

私は困った顔のエミリー先生が少しでも安心するように笑顔で

A「いいですよ」

そういった

エミリー先生は聴診器を私の胸にちかづけた

するとエミリー先生の困り顔が余計困った顔になった

A「エミリー先生ここはどこなんですか」

エミ「喋ったら心臓音が聞こえないわ」

A「ふふ笑ごめんなさい。笑」

エミリー先生は信じられないと言うよな感じで

聴診器を離した。

エミ「ねぇ、A、、。」

A「エミリー先生ここはどこなんですか」

私はまだバレたくなくて

先生が言葉を発する前に私の聞きたい質問を聞いた

A「ここは地球上のどこなのですか」

エミ「残念ね、ここは地球上のどこでもないの」

A「、、、。」

エミ「でも死後の世界でも天国でも地獄でも無いわ」

エミ「歪んだ世界なのよ」

エミ「ここに存在するものは色々な過去を持っているし、生きていた時代もバラバラよ」

エミ「ここに来てしまったら帰れないの」

エミ「毎日生と死の試合をさせられ試合で死んだとしてもこの洋館に戻されれば傷もなくなるわ」

エミ「脱獄したくてここにいる住人は逃げ出そうとしたけど荘園のもんの外には何も無いの」

エミ「ただ、白い空間が広がっているだけで」

A「まるで地獄じゃないですか」

エミ「そうね、でもここにいる人は仕方ないのかもしれないわね」

え、、、？

エミ「貴方も思い当たる節あるんじゃないかしら」

私は、、、。

コンコン

-『エミリー、夕食の時間よ』

ロック音と共に扉の向こうで声がする

エミ「マーサありがとう。」

エミ「さぁ、A行きましょう。

食堂ならここの住人を紹介できるわ」

そう言ったエミリー先生の顔は笑顔だった