ネクロの花嫁 (ページ46)

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A

A「高貴の身分で生まれ将来を背負わされた少女は人に必要とされることが大好き。」

A「でもそんな少女は小さい頃肺結核になりました。」

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-『お生まれになりましたよ！可愛い女の子です』

-『この子はきっとエミリー家の未来を築いてくれる』

-『こんなに可愛いんですもの』

-『お前は将来、伯爵のお嫁さんになるんだぞ』

_『はいっ、お父様！！』

いつもお父様やお母様の言うことを聞けば

あの暖かい手で頭を撫でてくれた。

それが嬉しくてその少女は親に言われたことばかりをしていた。

でもそんな少女は大失態をおかした。

_『ゲホっゲホ、、くる、、しぃ』

_『A！！A！！しっかり！！』

_『娘さんは、肺結核です。私達ではもう』

_『A、安心しなさい。私達が絶対治すから』

_『はい、お父様、お母様』

両親は一人娘を助ける方法を色々探った

あらゆる手を尽くして

_『お父様、、？お母様、、？』

_『、、、。』

_『もういいわ、もう自分を追い込んでまで私を助けないで、、。』

_『A、、父さんはなお前に結婚をして欲しいんだ』

_『愛する人を見つけなさいA』

_『それが2人のおねがい？』

_『最後の願いだ。』

_『娘さんの余命はもって1週間かと』

_『お父様お母様今日は遅いのね、、。』

_『この電気ですら私には眩しいわ』

_『もう目も見えない。声しか聞こえないけど』

_『こんな私を愛してくれる人はいるのかしら』

_『生きなきゃ、、生きて結婚して喜ばさないと』

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

_『A様！大変です、奥様達が御屋敷で亡くなって、、』

_『え、、？』

この時私の中で何かが途切れた

この世界に私を愛してくれる人なんていない

お父様もお母様も私が嫌いになったんだわ。

もう何もこの世に残すものは無いわ

もう生きる気力もないの

あ～、、やっと楽になれる

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A「そんな孤独な少女の何が羨ましいの」

A「私にはよっぽど周りから嫌われても最後まで存在できてた貴女の方が羨ましい」

そう彼女の目を見て言うと彼女の目から涙が零れた