ネクロの花嫁 (ページ29)

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エミリー

あぁ、イソップさん貴方って人は本当に異常だわ

私の不注意でAさんがチェイスに巻き込まれてしまいゲートが開くまでチェイスをしてくれていた

私とイソップさんは同じゲートで

ナワーブさんは反対ゲートだった。

ゲートが開いてから何秒後か

あともう少しでノーワンが切れる

ここまでチェイスしているのだ

ハッチで逃げようと思っているのかもしれない

エミ「イソップさん、もう脱出しましょう」

イソ「駄目です、、Aさんがまだ」

エミ「ハッチで逃げるかもしれませんよ」

イソ「見捨てるんですか」

彼は私を睨みながら言った

エミ「そういうわけではないわ」

エミ「でもいつもの貴方なら真っ先に脱出してたじゃない」

すると彼はゲート入口付近に移動し

棺桶を召喚し

イソ「貴方を僕は見捨てませんからね」

そう言って中にある人形にAさんを描いた

彼は人形のAさんを見て

優しく頬に触り

イソ「本当に美しい」

エミ「イソップさん異常だわ」

イソ「先生も、、、気づいてるでしょ」

エミ「えぇ、最初に診断したときに」

イソ「彼女の花嫁姿は美しいでしょうね」

そう言ってイソップさんはずっとAさんを見つめる

私はそんなイソップさんが恐ろしくて

ナワーブさんに出ましょうと知らせ

試合から脱出した。