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A
脱出をすると意識が一瞬抜けて
意識が戻ると私はまだイソップさんと手を繋いでいて荘園に戻っていた
A「イソップさん、。」
どうしまた？とイソップさんは微笑む
そんな彼が愛おしく感じ
私も微笑む
すると遠くから
ナワ「全員脱出なんて久しぶりだな！！」
肘当てを付けたままのナワーブさんが来た。
私達は手を繋ぎながら
A「えぇ、イソップさんが助けてくれたので」
ナワ「わ、悪い、、。イソップも先生もゲートに着いてるって知らせが来たから出ちまったんだ」
イソ「構いませんよ。Aさんを助けるのは僕の役目なので」
彼はナワーブさんの目を一切見ずに行った
ナワ「、、、それでなんで手を繋いでるんだ」
さっきの言葉といいナワーブさんは顔を歪ましながら聞いた
ナワ「もしかしてお前ら！！」
何かを気づいたのようにナワーブさんは私の肩を掴んで
ナワ「お前！！花嫁だろ！！元の世界に旦那いるんじゃねぇーの！！」
そう必死に伝えてきた
その言葉と同時にイソップさんの握る手が強くなった
私はそれに答えるように手を強く握り
A「いませんよ、。
私が1番花嫁っていう役職に驚いているもの」
ナワ「え、？」
A「私の人生にはいつも時間が無いんです。」
A「恋愛なんてしてる時間無かったわ」
そう俯きながら言うと
イソ「、、人の過去探るの良くないと思いますが」
そうイソップさんがボソッと呟いた
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作者名：メロン | 作成日時：2020年8月3日 10時
