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A
コンコン
それからたわいのない話で盛り上がっていると
ノック音が聞こえた
-『イソップくん少しいいかい？』
この声は、、。
彼に目をやると
彼は心底嫌そうに眉をひそめ
イソ「なんなんだよ、、。」
そう呟いた。
本当に彼は生身の人間が苦手なのね。
あぁ、哀れな人
貴方も生身の人間なのに。
ガチャ
イソ「なんですかこんな時間に」
-『やっぱり、Aさんもここにいたんだね』
A「あら、イライさん。」
イソ「僕に用があるのではないんですか？」
イソップさんはそう言うと私を隠すように立つ
イライ「イソップくん何かいつもと違うね」
イライ「いつもはそんなに口達者じゃないのに」
イライ「少しは僕のことを友と思ってくれたかい？笑」
イライ「そうだ、今日は君じゃなくてAさんに用があるんだ。はいこれ」
そう言ってイライさんに受け取ったのは1つの手紙だった
イライ「荘園の主からだよ。部屋で読むといいよ」
そう言って彼は部屋をあとにした
A「荘園の主、、。」
イソップさんはため息をついてドアを閉めた
イソ「恐ろしい人だと聞きます」
A「え、？」
イソ「まぁ、変な趣味を持っているとは思いますがね」
イソ「こんな酷い人たちを集める荘園の主なんて」
A「そ、そう。」
私は彼から手紙に視線を移す
A「私今日は部屋に戻ります。」
イソ「え、？でもまだ衣装のこととか」
A「なんか、この手紙読まないと行けない気がして」
イソ「不思議です」
私がドアノブに手をかけると彼は言った
A「え、？」
イソ「貴方がなんでここにいて話せているのか」
それはどういう意味だろうか
私が____だからなぜ話せるのかということか
貴方が社交恐怖症なのに私となぜ話せるのかということか
A「それは貴方が1番分かっているのでは？」
そう言うと彼は笑顔でおやすみなさいと言った
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作者名：メロン | 作成日時：2020年8月3日 10時
