強すぎた少女パート1【HiGH＆LOW】

夢主の捜索とスモーキー ページ44

｢Aが…出ていった？｣
スモーキーはララから伝えられた言葉に驚いて目を見開いていた(タケシに上半身起こしてもらってるよ！自分で起きれるらしいけどタケシが補助したらしい)

｢うん…叫んだんだけど耳に入らなかったみたい…Aのあとをピーたちが追ったんだけど…｣

｢逃げられた…｣

｢…｣
ベットから降りようとするスモーキー

｢！？スモーキー！？！？｣

｢ダメだよお兄ちゃん！！寝てないと！！！｣

｢こんな状況で寝てられるか｣
ベットから降りようとするがピーとタケシからそれをさせまいと寝かせようとする

｢俺たちが探すからスモーキーは寝てろ！！｣

｢探す｣

｢寝てて！！お兄ちゃん！！！｣

｢やだ｣

｢まだ治ってないだろ！？｣

｢治った｣

｢｢｢嘘つけ！！！｣｣｣

｢…｣
3人の見事なハモりに何も言い返せなくなったスモーキー

｢とにかく！お兄ちゃんは寝てないとダメ！！｣

｢ララの言う通りだ｣

｢だが…｣

｢Aが心配なのは分かる。けど、スモーキーの傷はまだ治っていない｣

｢…｣

｢Aは私も探すから、お兄ちゃんは休んでて？｣

｢…わかった｣
しぶしぶ諦めるスモーキー

その後タケシがスモーキーを寝せて３人はスモーキーのいる部屋を出た

｢A…どこいったんだろ…｣

ポツポツ…ザァー

｢雨だ｣
突然の雨に３人は急いで屋根がある建物に入った

｢Aの心の中もこんなふうなのかな？｣

｢…かもな｣

ザァー

｢だんだん酷くなってきてるな。今日はもう休もう｣

｢あぁ。この雨じゃ視界も悪いからな。多分明日には止むだろうし明日探すか｣

｢…｣

｢そんな顔するなよララ｣

｢うん…｣

その後３人は自分たちの寝床に戻った
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その頃スモーキーは寝っ転がったままAのことを考えてた

｢…｣

何で急に出ていったんだ…

｢Aの過去…｣

過去に縛られている…本当にそうかもな…

｢A…何処にいるんだよ…｣

外の雨は止むことを知らないまま雨は降り続けた

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