夢主の心、そして目の前の光景 ページ40
Aの心の中の空間は漆黒の闇だった
『…』
体を丸めて耳に手を当てているAがいた
バケモノ！！
お前なんか人間じゃねぇよ！
『っ…』
さっきよりももっと体を丸めてうずくまった
言われ慣れたはずなのに…
自分はバケモノだって認めてたはずなのに…
どうして…
『どうして…こんなにも胸が痛いんだっ…』
今にも泣きそうなAの心の空間はよりいっそう闇に包まれた
『普通が良かった…普通に…過ごしたかった…』
そうすれば強くならなくても良かったのにっ…
『うっ…ﾋｯｸ…』
〜〜〜！！
『…だ…れ？』
〜〜〜っ！！
『なに…言ってるの…？』
〜〜〜っ！！！！
『この声は…』
Aっ！！！
『！ロッキー…？』
そう呟くとAの心の空間に光が入ってきた
『…暖かい…』
その光に手を伸ばすAは心の空間から出ることが出来現実に戻った
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
｢Aっ！！！｣
『！？』
完全に正気に戻ったA
｢戻ったか…！｣
『ろっ…きー？…っ！！』
ロッキーに目線をやるとたまたまロッキーの胸ぐらを掴んでいた自分の手に目線がいった
『え…？なん…で？』
｢覚えてないのか？｣
『え…？っ！？』
後ろを振り向くとそこにはボロボロになっているDOUTOのメンバーの山があった。ざっと200人
『なに…これ…』
｢…A｣
『もしかして…俺っ…！！』
自分があの山を作ったという罪悪感に襲われる
『やっぱり…俺は"バケモノ"なんだ…』
｢A、お前は人間だ。バケモノなんかじゃない｣
Aの肩に手を置いて言うロッキー
『もう…疲れたよ…』
自分なんか生まれて来なければ良かった…
｢…｣
優しくAを抱きしめる
『！？…ロッキー？離せよ…お前まで汚れちまうだろ…』
｢Aお前は、汚れてなんかない。お前が汚れているなら俺はどうなる｣
『ロッキーは白だ…俺はその逆の黒…』
｢俺も半殺しにした奴なんてAがやった以上にいる。俺もお前も何かを守るためにやったんだろ？｣
『…自分。自分を守るために…強くなった』
｢知ってるさ｣
ロッキーがAを離して立たせる
『…』
｢この喧嘩は終わった。俺たちの勝ちだ｣
『…』
Aは俯いたまま静かにその場から立ち去った
そして自分のバイクの元に行って無言でこの喧嘩に勝ったSWORDのチームを見ていた
ロッキーはAの姿を悲しそうに見ていた
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ラム(プロフ) - 佐野寄☆涼花*玲花さん» そうなんですか？分かりました！ありがとうございます！！！ (2017年10月14日 18時) (
レス) id: 9bba63afdb (このIDを非表示/違反報告)
佐野寄☆涼花*玲花 - なんかEND OF SKYのときにもらった人物紹介？みたいな紙に達磨載ってたんだけど日向の口癖は「SWORDの祭りは達磨通せや」って書いてました (2017年10月14日 18時) (レス) id: fcbf34ad58 (このIDを非表示/違反報告)
佐野寄☆涼花*玲花 - あの「SWORDの祭りは達磨どうせいや」ってなってますけど「SWORDの祭りは達磨通せや」じゃないすか？ (2017年10月14日 18時) (レス) id: fcbf34ad58 (このIDを非表示/違反報告)
ラム(プロフ) - おもちちゃん星さん» あ、はい。すみません、違っていました (2017年10月13日 7時) (レス) id: 9bba63afdb (このIDを非表示/違反報告)
おもちちゃん星(プロフ) - 山王連合国って山王連合会の間違いでしょうか……？ (2017年10月12日 19時) (レス) id: 5b97630dee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ラム x他1人 | 作成日時：2017年9月23日 22時
